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ルーチン調査で角間へ [日常]

1ヶ月前と比べると随分と植物のフェノロジーも変化してきた。調査対象もこれからが山場なので、頑張ってもらいましょう。

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調査地はこんな感じ

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オカトラノオ

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コクワガタ

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オオゾウムシ

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モリチャバネゴキブリ

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キノコムシの仲間

午後は林業試験場で自動撮影カメラの確認作業。おお、今日もツキノワグマが撮影されているなあ。サクランボはそろそろ終わりかけなのだけど、まだうろちょろしているらしい。別の卒研生の予備調査も一つはうまくいっている様子。来週から忙しくなりそう。

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モリアオガエルの卵がすずなり

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オオバキボウシ

先週、とある論文の再査読をひきうけたのだけど、修正コメントはどうみてもわたしではなく別のレフリーへのコメント内容。こりゃ、送付ミスかもと思っていたら、やっぱり査読しなくていいよとのメール。そんなミスもあるのね。

ノハナショウブを見に出かけた [日常]

今日はノハナショウブを観察するために高速道路を南下して加賀海岸を訪れる。駐車場ではクリの花が沢山咲いていた。あと休憩場所のベンチのところに多数のカラスのペリットが落ちていた。サクラの種子ばかり。周辺の個体はほとんど果実が残っていなかったので、食べ尽くされてしまったらしい。ぱっと数えただけでも10個以上のペリットが落ちていた。

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クリの花

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たくさんのペリット

先週がノハナショウブのピークだったらしいけど、まだ咲いていた。自宅の周りはキショウブばかりなので、紫の花は良いですなあ。ナンテンハギ、ハマボッス、オカトラノオ、ウツボグサ、タイトゴメ、ヒヨドリバナなども咲いていた。海浜植物は余り見ることがないので、よくわからんけど、ちょっとずつ覚えていこう。何か訪花昆虫がいないかと思って観察していたけど、特に現れず。

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海を望む

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あまり甘くなかった

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トレイル沿いにウツボグサ

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ハマボッス

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タイトゴメ

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ナンテンハギ

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ノハナショウブもそこそこ

その後は海岸沿いの林を少し歩いて、照葉樹林の雰囲気を味わう。池からウシガエルの低い鳴き声が響いてきた。観察窓らしきところからのぞいてみるとウシガエルが数頭、池の中にいた。石川県でもいるところにはいるのですな。照葉樹林の方まで歩きたかったのだけど、今日は家族連れだったので、おとなしく途中で戻る。今度、鹿島の森の観察を兼ねて、歩きに来るかな。

研究計画までは終了 [日常]

朝一番で定例の草本の勉強を兼ねた調整池内で開花・結実中の草本調査。雨上がりでかなり濡れていたけど、クモの巣がきれいに見えていて良い。さすがに草本のフェノロジーは2週間あけるとかなり変わってしまう。2週間前に開花していたものは、かなり花が終わってしまっていた。毎週、1時間くらいは早朝にじっくりと植物を観るくらいの余裕は作ったほうが良いか。アレチギシギシは全体的にスカスカなのでわかりやすい。ナガバギシギシとされているものは、確かに内花被片は全縁か。識別ポイントはしっかりおさておこう。セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシが随分と増えていた。

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いきなり捕まっていた

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ヘビイチゴは随分と減った

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キショウブはすっかり果実

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ガマはこんな感じ

午後のゼミでは卒研生の研究計画発表。計画発表だけど調査は既にかなり進んでいて、準備段階は終わったので、これからの1ヶ月が勝負。頑張りましょう。

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最近の実験室のペット

JASTE23二日目 [学会]

昨夜は結構ビールを飲んだけど、あまり食べなかったこともあり、今朝は早めに朝食へ移動。高校生と思われる集団がちょうど来た所で、タイミングが悪かった。一旦、部屋に戻ろうかとも思ったけど、座席数は十分だったので、そのまま朝食を済ませる。何か大会でもあるのかな?

朝食後に帰りの飛行機の時間に間に合うような電車の時刻をチェック。公開シンポジウムを最後まで聞いている余裕は無さそう。クロークがないので、荷物は最寄りの地下鉄の駅に預けて会場へ。昨日よりは少し早い時間に到着したので、昨日、見逃していたポスターの内容などを確認。今日も生態学関係の発表が多いA会場で口頭発表をきく。

新山さんの20年間のリターデータから見たパソの一斉開花の話はなかなかインパクトがあった。1996年の一斉開花は大規模だったけど、その他は小規模なものだったことがリターデータからもきれいに示されている。乾燥と低温の両方が入った時には、一斉開花する可能性が高そうだけど、前年に開花していれば、開花しないというのはクリアー。あと一斉開花すると本来は葉の生産に回していたエネルギーが花芽に使われるために葉の付け替えタイミングが少し変化している様子。シンプルなデータだけど20年間の継続データというのは重みがある。

熱帯生態学会の口頭発表は、生態学会ではまず効かないような分野の話を聞くのはイロイロと面白い発見があって良い。ただ、口頭発表のスライドはもっとわかりやすく作って欲しい。あれだけ文字を詰め込んだスライドは生態学会では見ることはないと思う。まあ、わたしのスライドも今回は英語で作ったこともあり、文字が多かったので人のことは言えんか。大学院生やポスドクの発表が増えると変わってくるのだろうけど、わたしの年齢でまだ余裕で若い方に含まれるのが現状なので難しいか。そもそも、学生だとこの時期は野外調査をしている可能性も高いだろう。

午後のシンポジウムは4件の発表のうち、3件まで聞いて会場を後にする。やっぱ、バンレイシ科の花はいいなあ。イントロの話題提供で、「多様性」と「diversity」をグーグルで画像検索した結果の違いは面白かった。今度、講義で多様性の話をするときに紹介して反応を見てみよう。

さて、明日から通常業務に復帰。明日は天気が良ければ、ルーチン調査のはずだけど、どういった予定になっているのかな。水曜日は白峰でブナ林の調査なのだけど、天気が怪しい感じでどうしたものやら。

JASTE23初日 [学会]

7時に起床して、ホテルで朝食を済ませる。まだ時間に余裕があったので、部屋で発表練習をしてから移動。地下鉄で乗り換えるのをすっかり忘れていて、降り過ごしてしまったので、予定よりもちょっと遅れて会場へ到着。今日は昨日とは違う場所で、キャンパスの中央付近。てくてく歩いている間にかなり汗をかいた。

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シンポジウム案内

会場で受付を済ませて、口頭発表会場へ移動する時に学部生の頃にお世話になったAさんにすれ違う。えーと、学部1回の生物学実習と2回の動物行動学実習の時だから、20年近く前の話。最初の実習の時に吉田山を歩いた時のインパクトが強烈すぎてよく覚えている。まあ、本人はそんなことを忘れてしまっているかもしれませんけど。熱帯生態学会の会員だったとは知りませんでした。

熱帯生態学会で口頭発表をするのは2回目。発表時間の12分を少しオーバーして終了したのだけど、ちょっと早口だったか。発表後に質問されるまで気がついていなかったのだけど、「seed regurgitation」の意味を勘違いしていた人が多かったらしい。「果実を飲み込んで、お腹に入れて、果肉を消化後に種子だけ口から吐き戻す」と説明するべきだった。参加者に留学生が多いことを考慮して、スライドは英語で作ったけど、それ以前の問題として、聴衆の大部分が鳥には詳しくないことを考慮しておくべきだった。

その後も同じ会場で口頭発表を聞いて午前中は終了。Shoreaって、あんなに雑種形成しているもんなのか。Shorea leprosulaやS. curtisiiはハラバラにもたくさんあったので、イメージしやすい。キナノキは接木して植えているとは知りませんでした。

午後も同じ会場で発表を聴いて、最後だけ別会場でS9プロジェクトの研究成果の話を聞く。標高が高いほど移入率が高いとは想定しにくいので、種分化率が高いのだろう。となると高い種分化率を引き起こす要因は何か?が気になる。ポスター発表では、カンボジアで自動撮影カメラを使った研究とマラウイでエボシドリの種子散布の話をじっくり聞く。自動撮影カメラを使った研究は、動物相の把握から、次のステップとして何を明らかにするつもりなのかをしっかり検討しておかないとなかなか論文化するハードルが高い。エボシドリが関連した種子散布の研究は、イロイロと妄想が膨らんで面白そう。

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ポスター発表会場

その後は総会、奨励賞講演、懇親会と参加して、ホテルに戻る。懇親会で何件かニューズレターの原稿を依頼できたので、必要最低限の仕事はできたかな。

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手作り感満載

JASTE23前日 [学会]

朝食後に小松空港へ移動して福岡へ移動。福岡は2回目で、前回は生態学会の年次大会に参加した時なので2008年3月だから、まだ立教大学に所属していた頃だな。福岡に到着後に地下鉄で博多駅に移動して昼食。あぶってかもとか食べようかとも思ったけど、普通に焼き魚定食にしてしまった。ホテルに荷物を預けて、地下鉄で九州大学へ移動。

実は九州大学に来るまで、口頭発表会場に「防音」講義室と書かれていた意味がわからなかったのだけど、大学キャンパスに到着してその意味がよくわかった。空港が近いから、飛行機の轟音がひっきりなしに響いてくるのですか。

午後はTROPICSの編集委員会に参加して、その後は懇親会まで2時間ほど余裕があったので、大学キャンパス内をウロチョロ。編集委員会の参加者から、九州大学総合研究博物館がすぐ近くだという情報を得ていたので、展示を見に行く。へー、生きものも展示してあるんだ。非常に狭いけど手作り感のあふれる展示スペースだった。

その後はキャンパス内の植物をパラパラ撮影。ビワとかヤマモモは誰も食べないのだろうか?池にピンクの卵がたくさんついていた。派手だなあ。

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美味しそうなビワ

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ヤマモモも熟していた

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久しぶりに見た卵

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赤い葉が良い

夕方は箱崎駅近くで開催された懇親会に参加。わたしが一番若くて、次はわたしの6つ上なのでかなり年齢層が高い。熱帯生態学会では、年次大会の発表でも学生の発表数は少ないので、仕方がないか。もつ鍋を美味しくいただきました。

朝から血みどろ [日常]

大学の駐車場のあぜは草刈りが入って、マツバウンランなどはすっかり刈り取られてしまったのだけど、その後に紫の花が咲いていて気になっていた。今日、きちんと確認しに出かけてみたらキキョウソウだった。こんな環境に生えるのか。でも花が咲いているのに気がついたのは最近だと思ったのだけど、既に種子がたくさんできていた。後でネットで調べて分かったのだけど、最初は閉鎖花をつけているのか。

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ふと廊下から中庭をのぞくとドバトの羽が散らかっていた。またチョウゲンボウにやられたのか?と思って周辺を探してみると、食べ残しが落ちていた。研究室にカメラをとりに行って戻ってくるとハシボソガラスがついばんでいた。よく見ると食べ残しというには量が多すぎるので、食べていた途中でハシボソガラスに奪われたのだろうか?さすがに昼食前の講義で紹介するのは控えた。

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夕方から週末の熱帯生態学会のプレゼンの原稿作成。発表時間は12分間しかないので、4月の発表スライドから10枚ほど削ってみる。タイトルスライドから謝辞まで含めてまだ16枚あるけど、とりあえず原稿を作ってみる。明日の午前中に練習してみてから、度のスライドを追加で削るのか検討しよう。

ヤマボウシ開花中 [日常]

新しく購入した家族のノートパソコンを設定して、自宅のネットワークに接続できるようにする。WindowsXPからWindows8に変更したので、インターフェイスが違いすぎて困ってしまうが、慣れてもらうしかない。5年間くらいはこのパソコンで頑張ってもらいましょう。

午前中は庭の草むしりをしながら、草本の種名の再確認。草むしりをしていると小さい個体が成長するのを追跡調査しているようなものなので、ああ、こいつはこうなったのかとか、結構、面白い。まあ、雑草以外にもいろいろと植えられたものも増えてきたので、小面積の割に多様性が高いかも。去年はショボショボだったヤマボウシも今年は随分と立派になってきた。

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午後は来週の熱帯生態学会のプレゼンファイルを作成。といっても先日のサイチョウ学会で話した内容を短くして話すので、比較的簡単。留学生も多いので、ファイルは英語で、話すのは日本語で良いだろう。ただし、あまり動物による種子散布の話をしてもウケが良い場所ではないからなあ。ただ、移動日に台風が直撃する可能性が出てきたので、ちょっと不安。2年前に沖縄に行った時にも大変だったからなあ。

夕方は日本選手権の放映を見て過ごす。男子100mに注目が集まっていたけど、女子400mが一番おもしろかった。

ポケゼミ初開講 [日常]

1ヶ月の準備期間を経て、今日からポケゼミがスタート。ただ、植物の調査は今回が初めてなので、水曜日の調査結果を事前に渡して、確認する作業。とりあえずリストを見せてもパッとわからないものばかりのようなので、最初は植物の見分け方から。単葉と複葉、互生か対生からだろうなあ。先週、鳥を見ている時にシロツメクサの葉の話をしておいたら覚えていたらしい。その話が記憶に残っているのなら、それなりに植物に興味があるというところだろう。

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実は昨日までカワヂシャが今年初めて出現したと思っていたのだけど、去年の写真を再確認してみると小さなカワヂシャの写真を5月に撮影していた。去年はカワヂシャとは気がついていなかった…。

さすがに水曜日に一通り歩いて、確認しておいただけあって、ほぼスムーズに名前が出てきた。まあ、たかだか30種程度だし、あまりややこしい植物もいないので、今のところは大丈夫そう。どうやったら覚えることができるかどうかを尋ねられたけど、ただ植物を野外で観察するだけではなく、標本を採取してスケッチし、図鑑を見比べて記載文を読んで理解する努力を繰り返すしかないよなあ。

ただ、朝に1時間だけ植物を観るだけだと、リストアップしたものをまとめる時間がないので、その時間を別に探す必要がありそう。

調整池で開花・結実中の植物 [日常]

午後の実習中に調整池で開花・結実中の植物を記録。金曜日に同じような調査をやる予定なので、その予習を兼ねているので時間をかけて確認。

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セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ

開花中:
コモチマンネングサ、アレチギシギシ、オオスズメノカタビラ、スズメノカタビラ、コメツブツメクサ、コナスビ、オオバコ、ドクダミ、セイヨウタンポポ、シロツメクサ、キショウブ、スズメノチャヒキ、ヒエガエリ、イヌガラシ、カワヂシャ、ミクリ、カモジグサ、イヌムギ、イ、ヒメジョオン

結実中:
オオスズメノカタビラ、ナガバギシギシ、カラスノエンドウ、ハルジオン、ヘビイチゴ、コウボウシバ、スズメノカタビラ、スズメノチャヒキ、ヒエガエリ、チガヤ、オヤブジラミ

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コモチマンネングサ

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キショウブ

一通り歩いた後で泥を掘り返して水路にした所で気になる植物を発見。こんなものがここに生えているとは聞いていない。

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ミクリ?

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カワヂシャ

写真を撮ってみせるとみんなワラワラ集まってきた。一体どこからやってきたのだろうか?それとも埋土種子で眠っていたものが、泥を掘り返した所で復活したのだろうか?この調整池の泥って、どこから来たのだろう?