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ニンジンは好きらしい [日常]

実験室で飼育中のヤマナメクジにたまには違ったものをということで、昨日、ニンジンを与えてみたところ、皮だけきれいに残して食べていた。糞もきれいなオレンジ色。何でもかじりとれるような感じだけど、キュウリやトマトも皮を残している。

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午前中に講義1コマ。今日は繁殖システムや性的役割などの話なので、先日のトリカヘチャタテの論文を導入で紹介。一年生だとニュースで知っていてもその詳細な内容までは見ていないだろうし、ましてや原著論文なんて読んでいないだろうから、名前の由来も含めて話してみた。さすがにネタがネタだけによく聞いている。まあ、講義内容はすぐ忘れるかもしれんけど、トリカヘチャタテの重要性を覚えておいてもらえれば十分だろう。

午後は自動撮影カメラの確認に出かける。昨日からやたらと暑くてかなわんと思っていたけど、今日はさらに暑い。途中、道路で31度とか見えてげんなり。シロスジカミキリの産卵痕があったコナラの幹から樹液が染み出て、ヨツボシケシキスイが集まっていた。ただ、今年はコクワガタを見かけた程度で、その他の連中はまだ見かけていない。これから暑くなると出現してくるかな。エゴノキにエゴツルクビオトシブミの揺籃がちらほら見える。今年はまだ成体を見ていないけど、すでにしっかり活動しているらしい。

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ギンリョウソウも結実してきた様子。去年より1週間程度早いのではないかな?サイハイランは終わりかけだったけど、まだ花粉塊が残っているようだった。マムシグサはようやく若い果実が見えてきた。今年はもう少し秋にしっかりデータを集めたい。

探索像ができたみたい [日常]

時折雨が降る曇り空の中、定例の山歩きで角間へ。やはり週に一度くらいは山の中を歩いて、その時々の植物のフェノロジーを観察したり、鳥の鳴き声を聞いたりする時間は確保したい。歩いていると角間でもカッコウの鳴き声が聞こえてきた。自宅の周辺では、火曜日からカッコウの鳴き声が聞こえるようになったので、よく似た時期にわたってきているのか。調査予定のマムシグサは花が終わった様子。

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調査対象のマムシグサ

最近の雨で、ずいぶんとキノコが増えていた。この特徴的な斑紋はデオキノコムシの仲間だろうか。写真を撮ろうとするとすばやく移動されてしまった。以前、角間で見た個体よりも小さい。同じキノコに食痕があったので、裏側をのぞいてみるとやはりヤマナメクジがいた。飼育個体を見ているせいか、すっかりサーチイメージができてしまった。このぐらいの天気だと日中も活動するらしい。

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デオキノコムシの仲間?

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お食事中のヤマナメクジ

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こちらは別個体

夜にタイでクーデタのニュース。他国のクーデタとは違って、単なる政権交代のようなことが多いけど、あまり混乱して欲しくないところ。

こんなところにも銀竜草 [日常]

今日は町内会行事に参加する子供たちを送り届けて、研究室へ。今週、提出締め切りになっている科研費の報告書の文章を仕上げる。あまりメインの研究テーマが進まなかったので、文章が書きにくいけど、仕方がない。今年度、その埋め合わせはできるだろう。

その後は査読レポートを一つまとめる。これは完全にわたしの研究テーマと重複するので査読依頼が来たのだろうけど、なかなかこれ以上のデータを得るのは難しいだろう。現状としては、長期間、広範囲を移動する鳥類を相手にするには、人工衛星からの追跡調査くらいしか手がなさそう。ただ、捕獲個体数に対して、長期間追跡することができた個体数が少ないのが気になるところ。多分、もっと上位の雑誌だとサンプル数が少ないとか、いわれるんだろう。でも大型鳥類を捕獲するのは難しいのですよ…。

卒研生から大学の周辺では、比較的生物多様性が高い場所である末松廃寺跡でギンリョウソウが咲いていたとの情報を得たので、帰宅途中に立ち寄る。へー、こんなところに咲いていたのか。角間の個体よりも開花が進んでいる様子で、しっかりと花が開いているものが多かった。

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東北の雑草なる雑誌にカラスビシャクの種子散布に関する論文が掲載されているようなので、取り寄せねば。

角間のギンリョウソウが咲き出した [日常]

去年の卒研ネタで詰めが甘いところの追加データをとるべく角間へ。昨日、今年の卒研生たちが調査に来たのだけど、まだサーチイメージがしっかりできていないのか、結構、マークできていない個体がいる。昨日は見えなくて、今日は見えている個体もあるかもしれないけど、この辺はセンスもあるからなあ。

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コウゾの花

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ムネアカオオアリ

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ギンリョウソウ

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フタリシズカ

角間も開花フェノロジーがかなり進んできた。数は少ないけど、キンランも咲いている。花序が立ち上がってきたのは、サイハイランかな。林業試験所や角間を歩いていてもようやく開花中の植物の名前がすっと出てくることが多くなった。結局、日本でも3シーズンくらい過ごさないとなかなかわかるようにはならないということか。

今週もキビタキが騒々しい。すごく近くまで来てなき騒いでいることもある。おかげで他の鳥の鳴き声があまり聞こえんなあ。途中、タラノキの葉が派手な黄色に変色しているのを発見。これ、林業試験場でも去年見たよなあと思いながら、もう一度撮影。大学に戻ってから「タラノキ 黄色」でネット検索してみると森林防疫62巻5号がヒット。表紙の写真と同じだよなあ。タラノキさび病というものらしい。

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タラノキさび病

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こちらは林業試験場で2013年6月11日撮影

去年も見つけたときに嫁さんにこれなに?とたずねた記憶があるけど、何かわからなかったのだよなあ。一つ疑問が解消されてよかった。それにしても森の中ではとても目立つ黄色。

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久しぶりにヤマナメクジを発見。実験室で飼育中の個体よりはかなり小さいけど、立派な個体。倒木の裏で地衣類を食べていた様子。これから雨が多くなると出会う頻度が増えるかな?

調整池の植物図鑑作り [日常]

午前中は植物生態学の講義。講義の振替えで2週間間隔があいたので、さすがに前回の内容は忘れているだろうと思いながらも植物の性について紹介。トベラは大学構内にオスがあるので、花を見せるけど、メスも一緒に見せないといまいち違いがわからないだろうなあ。自宅付近から採集してきたハマワスレナグサと大学の駐車場の脇に生えていたキュウリグサも一緒に観察してもらう。講義内容は忘れても、キュウリグサくらい覚えておいてもらえるとうれしいのだけど。

午後の実習では、来週以降に植生調査を行う調整池内の植物図鑑作成と称して、標本採集とスケッチ。今年は実習参加者が例年よりも少なく1班3-4名の構成。調整池内の主要な植物20種程度を図鑑にまとめるには、一人当たりの5-7枚のスケッチになりそう。例年は一人3-4枚だから、時間的に難しそうだけど、とりあえず取り組んでもらうことにする。

学生たちは班毎に調整池内の植物を集めてもらい、その間にわたしは今日の植物種リスト作成。昨年度、ポケゼミで2週間に一度、フェノロジー調査をしていたことが役に立ちそう。去年までなかった植物としては、オトギリソウが出現していた。近くの道路際に生えているものが飛んできたのだろうか?あといつの間にかミズキも生えていたけど、去年はなかったような…。草に埋もれていただけだろうか?クワも生えているけど、これってどこから来たわけ?前日に下見したときにわからなかったスゲは、アオスゲでよさそう。

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どこからかやってきたオトギリソウ

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ツチガエルが抱きついていた

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調査中

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コウボウシバ

しばらく好天が続いていたので、学生に植物採集用に渡したスコップでは、根を掘り取るのが難しかった様子。実習ではそれほど出番がないだろうから、研究室用にいくつか根掘りを購入しておこう。採集後は実験室内で、採集品のスケッチ。結局、3時間ほどで4-5枚のスケッチを完成させた様子。毎年、1-2名、比較的上手なスケッチ(ぱっと見で植物種が同定できるレベル)に仕上げる学生がいるけど、今年も一人、抜群にうまく描けている学生がいた。本人も楽しんで描いていたようなので、卒業研究とかで調整池の植物の繁殖フェノロジーと図鑑作成とかに取り組んでもらえるといいかも?

金曜日の講義でアブラムシの話をするのに今年はセイタカアワダチソウにまだ赤いアブラムシがついていない。仕方がないのでハギについている緑のアブラムシを持っていくか。

ハマワスレナグサが咲いていた [日常]

朝から小雨。今日は早朝から田植えを予定していたけど、少し時間を遅らせて開始。といってもわたしは田植え機に積む苗の交換や畦の草むしりなので、お手伝い程度の仕事。あまり冷たい雨ではなかったので、田んぼ仕事にそれほど支障はなかった。草むしり中、ツチガエルやアマガエルができたので、田植え中の田んぼに放り込むとさっとモズに食べられてしまった。こいつはいつも自宅周辺でうろちょろしている個体。

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田植えの翌日の朝

手を休めたときに隣の田んぼの畦に見慣れない花を発見。キュウリグサより花が小さく、黄色と紫色の花が咲いていて、全体に毛が多い。軍手で触るとひっついてくる。この特徴的な花序からして、キュウリグサの仲間だろう。区画整理後の場所なので、外来種かもと思って、1個体採集して持ち帰る。

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ネットでムラサキ科の植物をざっと眺めて該当しそうなものはハマワスレナグサ。この名前でもう一度検索してみると本多さんのページにヒットしたので、この辺にも生えていても不思議はなさそう。前回の植物生態学の講義で花弁の色が変化する植物を紹介したばかりなので、実例として持っていくことにしよう。種小名がdiscolorなので、学名の意味を説明するにも丁度よさそう。属名はネズミの耳なのね。他にはカラスビシャクが咲いていたので、訪花昆虫がいないか探してみたけど、空振り。でもこんなところに生えていたのか。

午前中に予定通り田植えは終了。現在、実家で営巣中なのは、ムクドリとツバメ。ムクドリは隣の家の車庫でも営巣している様子。スズメやヒヨドリはまだ未確認。

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今日は休日出勤 [日常]

昨日、実家の前で拾ったコマドリにラベルをつけて冷凍保存。死体ではなくて、生きている姿を見たかったなあ。まだ近くの公園にもいるらしいので、GW中に見に行けるか?ただ、GW中は人も多いから、あまり人前に出てこないかも。

午前中は林業試験場で今年度の卒研の予備調査を開始。昨年度はイチョウの種子の持ち去りを自動撮影カメラで調べていたけど、今年度はもう少し植物よりのデータも収集する予定。去年はできなかったテーマをちょっとだけ試してみる。さすがに残存しているイチョウ種子ももう食べられることはなさそう。昨年の秋から設置し続けている自動撮影カメラにも動物の気配はない。もう外種皮もすっかり乾燥している。

4月1日に回収して、研究室で発芽実験にまわした分はすべて発芽している。野外の発芽はもう少し後になりそう。4月は雨が少なかったし、しばらく発芽しないだろう。ただ、それも追跡調査はしておく必要がありそう。結実個体の周辺に1x1くらいのプロット枠をいくつか設定して追跡調査するかな。ただ、林業試験場以外の場所でイチョウを調査できるような環境がないのが難しい。

調査を終えて戻ってくると3月末に投稿した論文へのコメントが戻ってきていた。投稿規程にあわせてEndnoteを設定したはずだったのに引用文献のスタイルがあっていない。大学PCのEndnoteのスタイルと個人用PCの元スタイルが一致していなかったことが原因。本文についても大幅に修正する必要がありそう。投稿する前にもう少し時間をかけたかったところだけど、結局、1ヶ月ほどで書き上げることになったのが原因の一つ。修正案も提示していただいているので、そちらを参考にしながら、構成を考え直してみよう。日本語難しいネ。

夕方、カオヤイのヒヨドリの種子散布に関する新しい論文がBiotropicaでin pressになっているのを発見。わたしの論文も一つ引用してくれている。10年前にカオヤイに種子をまいた話が論文化されてきたらしい。もう一つ、Corlettさんチームによる分散貯蔵の論文がScientific Reportに掲載されていた。最近はGoogle Scholarに教えられてばかりだけど、もうちょっと文献検索して、ヒットした論文を読む時間を作りたい。