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普通のナメクジも孵化した [日常]

林業試験場で捕まえて、しばらく飼育中に餌のキュウリの中で産卵したナメクジの卵が孵化した。ヤマナメクジによく似ているけど、サイズがずっと小さい。というか、ヤマナメクジが大きいのか。透明な卵が多かったので、無精卵ばかりだと思っていたけど、有精卵もあったらしい。一部はミズゴケの上に乗せるのを忘れていたので、カビてしまったけど、まだ発生は進んでいる様子。もう少し様子を見よう。

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全長5mm程度

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目を引っ込めるとなんだかわからない

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親と卵

飼育中のヤマナメクジたちは順調に成長している。いろいろなものを食べるようになってきたので、山から採集してきた餌も与えてみることにした。キノコ以外にも食べるものをようやく1つ発見。飼育下で食べるのと自然条件下で食べるかどうかは別物なので、野外で実際に食べているものを知りたいところ。

JASTE26二日目 [学会]

のんびり寝ているつもりだったけど、6時前に目が覚めた。メールチェックすると筆頭著者の方から、今日中に改訂原稿を全員に送付するとの連絡。突然、巻き込まれてしまった総説だけど、これで担当分の仕事は終わったか。共著者の大部分はモンペリエのATBCに参加しているだろうから、あちらで議論しているのだろう。Tropical Mountain Forestで研究したことがないにも関わらず、特集号に参加したのでなかなか大変だったけど、よい経験だった。

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ホテルからの眺め

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つくばといえばロケット

朝食後にホテルをチェックアウトして、荷物をTXのコインロッカーに預ける。学内で買い忘れた藻類クリアファイルが売っていたので、お土産用に4つ購入する。売店のおばちゃんが、え、4つも買うのという感じの顔をしていたけど、よいできだと思います。コンビニに行くつもりが、すぐにバスに乗って会場へ移動してしまい、昼食を購入するのを忘れてしまった。

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キャンパス内のネジバナ

午前中は口頭発表セッションで、生態の話を聞く。マングローブの根系があれだけむきだしになっていると、根を研究する人にはたまらないだろうなあ。その後は珍しいハンミョウアリの話やワオキツネザルの個体群動態の話を聞く。ハンミョウアリはアゴがカッコ良すぎる。目が大きいので、仮面ライダーっぽく見えなくもない。ワオキツネザルの話は前に本で読んだことがあったけど、外来種のギンネムの駆除なども関わっているらしい。熱帯生態学会で動物がメインの発表は多くはないので、こういった機会に話を聞くと記憶に残りやすい。

午後の公開シンポジウム「変わりゆく熱帯で暮らす人と動物たち」の前に最寄りのコンビニまで歩く。キャンパスが広いと移動が大変だ。それでもうちの大学からの最寄りのコンビニまでの距離よりはずいぶんと近い。昼食を購入して、シンポジウム会場で、時間をつぶす。例年、帰りの時間の関係上、シンポジウムを最後まで聞くことはなかなかできないのだけど、今日は一通り発表を聞くことができた。4名の発表者中、3名は私よりも若い人たちなので、かなり若手が中心となった構成。3名は生態、1名は人類寄りの話で、それぞれ面白い内容を含んでいたので、聞いていて楽しいシンポジウムだった。

http://www.life.tsukuba.ac.jp/~jaste26/#symposium

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前回、南アフリカから帰国した際と同じそば屋で夕食を済ませて、帰宅。3日間、楽しい学会でした。忘れずにNL原稿の依頼とかしておかねば。

JASTE26初日 [学会]

昨夜はそれほど飲んだわけでもないけど、今朝は目覚めたらすでに7時を過ぎていた。ここしばらく、大学院生の調査補助で5時から調査する生活を続けていたので、ちょっと疲れがたまっていたのかもしれない。朝食はバイキング形式で、ホテルに隣接するチェーン店で食べるタイプ。まあ、悪くはない。今日はサイチョウ柄のバティックを着てみたのだけど、派手なグリーンなので、目立つだろうなあ。まあ、ポスター発表のネタもサイチョウだから、悪くはないだろう。

ホテルとバスターミナルの位置関係をきちんと把握していなかったのだけど、こんなに近かったのか。昨日はずいぶんと遠回りして、バス停に行ってしまった。地図、見ておかないとだめだな。今回はポスターを普通紙で印刷して、A4サイズに折りたたんで持ってきた。口頭発表がはじまる前にポスターをはって、先に貼ってあったものをざっと見る。口頭発表は2会場で、A会場は生態より、B会場は人文よりの発表が並んでいる。3分の1くらいが英語発表。留学生が多いけど、日本人でも英語発表がちらほらいるのはこの学会らしい。

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午前中はA会場で、ドローン、泥炭林、森林バイオマス、水利用などの話題を聞く。ランビルの乾燥実験の研究について、きちんと聞いたのは初めて。途中、人文系の発表で聞きたいものもあったのだけど、移動せずにA会場で話を聞く。昼食は大学生協で済ませて、午後もA会場で話を聞く。マレーシアでも国立公園内にClidemia hirtaが侵入しているようだけど、小型鳥類が種子散布に貢献しているのだろうか?ミャンマーの乾燥林の樹木の棒が能力はとても高いとか、シロアリ塚が土壌改良材として利用されているとか、なかなか面白い話題が多かった。

その後は1時間のポスター発表。ビントロングの動物職傾向が低いというデータは、カオヤイのイチジクで延々と果実を食べ続けていた観察からすると納得。フタバガキは種子職昆虫のパラダイスらしい。確かにカオヤイでもフタバガキの発芽実験をするとやたらとゾウムシやガが出てきたけど、カナリウムやアグライアではそんなことなかったからなあ。自分の発表も数人に聞いていただいたので、とりあえず宣伝にはなったか。その後は総会と吉良賞奨励賞の受賞講演。少し押し気味で進んだので、懇親会までしっかり時間がかかってしまったけど、充実した受賞講演でした。3人ともNLに紹介してもらうので、その原稿も楽しみ。

懇親会は学食で開催。年齢層が高い学会だけあって、料理が余っていた。わたしがまだ若い方に含まれるのだから、ちょっと将来が心配でもある。ただ、わたしも学生のころには熱帯生態学会の会員でもなかったし、そもそもこの時期はフィールドワークに忙しい時期だったし。懇親会中にNLの書評用の本を一冊いただく。この本、ちょうど読んでいるところなんだよな。MLに流して、希望者がいなければ、自分で書くかな。

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ホテルに戻ってから仕事するつもりだったので、あまり飲まないつもりでしたが、スタッフの学生さんからコップになみなみと日本酒をつがれたので、結構たくさん飲んでしまった。9時半前にはホテルにたどり着いたので、2時間ほど共著論文の改訂を頼まれた部分のデータを確認して、送付。これで明日はゆっくり起きても大丈夫。

JASTE26前日 [学会]

朝から電車で金沢に移動。通学時間とかぶっているので、混んでいる。新幹線に乗り換えて、上野までの移動時間は読みかけになっていたカッコウ本を読み進める。面白い。自宅の周辺でも最近はよくカッコウが鳴いているけど、何に托卵しているのか気になる。

上野で乗り換えて、北千住からTXでつくばへ。初TX。予定通り昼前につくばに到着したので、昼食を済ませてから、ホテルに荷物を預ける。バスターミナルから、バスに乗って会場の筑波大学へ。270円か、結構、高いし、小銭を準備しておかねば。週末まで天気は持ちそうなので、折り畳み傘は使う必要がなさそう。筑波に来るのは2002年の生態学会以来かと思ったけど、2008年に森林総研に来たことがあったか。それにしても久しぶり。

バスから筑波大学キャンパスを見ていたけど、広いし、樹木が多い。森みたいな場所もあるな。終点から会場まではすぐなので、移動は便利。編集委員会の開催時間まで、周辺をぶらぶらして、会議に参加。1時間半ほどの会議をこなして、その後は評議委員会に参加。今年から評議員になってしまったので、仕方がない。ただ、私が一番若いと思われるので、年齢層はかなり高め。

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夕方はアフリカ料理の懇親会。何語か聞くのを忘れたけど、コーヒーという意味のお店。住宅地にあり、普通にたどり着くのは難しそう。ただ、庭に手製の池があったり、アヒルが飼育されていたりと、ちょっと異国を感じる場所だった。コース料理のメインはウガンダでも食べたエチオピア料理のインジェラだった。ウガンダで食べたのは真っ白なクレープだったけど、こちらはうっすらと茶色のクレープだった。でもまったく酸っぱくなくて、発酵させていないのではないだろうか。それとも米粉で作っているからか?熱帯生態学会とはいえ、今日のメンバーにはアフリカで調査している人は少なく、初めて食べた人が多いらしい。まあ、おしぼりに見えるよな。

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2時間ほどの懇親会を楽しんで、終了。明日は9時半開始。

角間調査でダンゴムシ探し [日常]

早朝から角間に移動して、コンビニで昼食を購入してから森の中へ。里山整備で、入り口周辺の下草がすっかり刈り込まれている。調査地はこちらで草刈りしているけど、来週は草刈りしたほうが良いだろうなあ。マムシグサは草刈りにあわないように早めに目印を立ておこう。去年の結実個体のうち、半分くらいは今年も結実しているし、去年、結実しなかった個体で結実しているものもあるので、10個体くらいは調査できるだろう。

ずいぶんとアベマキの樹液酒場から匂いがするようになってきた。スズメバチがウロウロしているので注意が必要。誰かがスポンジをおいているのだけど、何の目的だろうか?ニワトコが熟して真っ赤な果実が目立つ。キジバトがよく食べに来ている様子。これもきちんと自動冊得カメラとかで調査できないだろうか。笹の葉の上でホシベニカミキリらしきカミキリを発見。まあ、タブノキとかあるのでいても不思議はなさそう。

調査地内のトレイルは再整備するらしく、これまで階段になっていなかったところまで丸太の階段になっていた。保育園児とかでも歩けるようにするらしい。マムシグサに自動撮影カメラを設置するときにはわかりやすい看板をつけるようにしよう。昼前に予定の調査を終えて、簡単に昼食を済ませる。その後は実験用に森林性のダンゴムシの捕獲調査。コシビロダンゴムシの一種だと思うけど、まだきちんと同定していない。シャベルとふるいを使って、竹藪内の倒木下の土を掘り進めて捕まえる。ダンゴムシやワラジムシは小さいころによく捕まえたけど、雑木林内の土壌生物を真面目に探すのは初めて。一見すると同じ要に見える場所でも、結構、違っているらしい。ミミズがこんなにたくさん竹藪内にいるとは知りませんでした。1時間ほど採集して、予定の数を確保して今日の調査は終了。来週は火曜日に金大で会議があるので、その時に様子を見にこよう。

ブナ林はブユだらけ [日常]

朝一番にポケゼミで火曜日から延期した大学キャンパス内の鳥の観察会をこなし、その後に講義を1コマ。樹冠投影図の書き方や森林の空間構造の話題提供で、午後の実習にそなえる。例年、山で調査する服装からほど遠い恰好をしてくる学生がいるので、ブユに刺された写真やブユ対策なども紹介しておいたら、今年はハッカ油を購入してきた学生もいた。

昼食後にバスで白峰へ移動。大学から1時間で立派なブナ林にアクセスできるのは便利。例年は雨が混じる天気だけど、今日は暑いくらいの良い天気。去年から、ブナ実習の時期を早くして、梅雨にかかる前に一日は調査できるようにした効果か?途中、瀬女の道の駅でトイレ休憩をとり、2時過ぎに白峰に到着。そこから、20分ほどかけて調査地のブナ林に到着。しばらく雨が降っていないので、林内はカラカラ。山に登る途中で見かけた花は、コアジサイ、ギンリョウソウ、ササユリなど。普段はブナの幹にヤマナメクジとかいるのだけど、まったく気配がない。ブナ林調査はDNA実験用のキノコのサンプリングも兼ねているのだけど、今日は期待薄。30人ほどの学生を2チームに分けて、それぞれ25x25mのプロットで毎木調査。

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斜面で調査

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コアジサイ

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ギンリョウソウ

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ササユリ

最初はほとんどブユもいなかったけど、3時ごろから増えてきた様子。わたしは完全に足元も固めているので、ブユが寄ってきても気にならないけど、短いソックスをはいてきた学生はしっかりブユに襲われていた。来年からはこちらが指示した服装以外でやってくる学生は参加させないくらいにしたほうが良いかも。事前に資料を渡していてもこれでは意味がない。

今日は予定通り4時半ごろに調査を切り上げて、5時ごろにバスに戻る。帰りは途中休憩なく、そのまま大学まで直行して、予定通り6時前に到着。さすがに疲れた学生が多いようすで、帰りのバスは死んだように寝ていた。実質、森の中での作業時間は2時間半程度だけど、慣れないところを歩き、ブユに襲われる経験はほとんどしていないだろうから、疲れるんだろうな。まあ、斜面を歩き慣れていないのが一番だろう。

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この春から普段用デジカメをWG-3からTG-4に変えて、おおむね満足しているのだけど、野外で使っていると画面中央にフレアがでやすい。最初はレンズ汚れかと思ったけど、逆光時?に多い様子。室内作業ではあまり気にならないし、フラッシュを強制発光させれば軽減されるので、撮影する方向に気を付けるようにしよう。

ニッコウキスゲを見てきた [日常]

朝一番に畑仕事を済ませて、たまっていた自宅の片づけを進める。水曜日のブナ林実習の下見に出かけておきたいけどなあと思っていると、同じ白峰に有る西山高山植物園へ行こうという話になったので、これ幸いと同行する。西山高山植物園は今日から開園なので、混んでいる気もしたけど、行ってみることにした。途中の道の駅で、おやつを食べて、少し休憩してから、目的地まで移動。

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コシアブラが販売中

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巨大おはぎ

やはり開園初日ということもあり、駐車場は満車に近い状態だった。前に来たときはもっと遅い時期だったので、ずいぶんと咲いている花の印象が違う。えーと前回の記録をさかのぼると2014年7月12日に来ている。マイマイガがたくさんいたらしい。
http://kshumpei.blog.so-net.ne.jp/2014-07-12

駐車場から植物園までの通路にはアカモノやリョウブが咲いていた。曇り空だったけど、かなりの数の入園者が満開のニッコウキスゲを楽しんでいた。わたしもニッコウキスゲなんか見るのは久しぶり。イワイチョウ、ヌマハリイ、ミヤマクワガタ、タカネナデシコ、ハクサンフウロなど、さまざまな花が咲いていた。前回は見逃した気がするけど、コナスビなんかも植えてある。ただ、前回はハナアブやマルハナバチなど、さまざまな訪花昆虫を見かけたけど、今回はクロヤマアリらしきアリがハクサンタイゲキをフラフラしているくらい。気温が寒すぎることはないと思うのだけど。池にはシュレーゲルアオガエルらしき卵塊がたくさん見られた。アカハライモリが食べるんだろうなあ。

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その後は白峰に移動して、昼食。ただ、日曜日の昼食時間ということもあり、かなり混んでいた。これだと私だけ調査地の下見に出かけておいたほうが良かったかな。結局、昼食後に私だけ先にお店をでて、調査地の下見。白峰のブナ林も例年よりもギンリョウソウの開花が1週間以上早いのではないだろうか。去年は今頃まだつぼみだったはず。今年は講義の日程の関係で、昨年よりもっブナ林の実習は1週間早いから、実質2週間くらい早そう。トレイルが多少崩れていたけど、あとは問題なく調査できそう。

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調査地入り口

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ギンリョウソウの花

帰りにスギの巨樹である御仏供杉 (オボケスギ)を見に行く。今週の植物生態学の講義で話すネタ用の写真としておこう。

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