So-net無料ブログ作成

アブラゼミの羽化 [日常]

午前中に定例の角間調査に出かけて、夏から秋にかけて卒研用に自動撮影カメラを設置する予定の植物の結実状況をチェック。大学キャンパス内ではヨウシュヤマゴボウにカメラを置いているけど、角間の里山内でも設置できそうな個体がないか、学生と一緒に歩いて探す。里山管理で、間伐した場所では、ヨウシュヤマゴボウが大量にはえて、その辺を埋め尽くしている。これだけ毎度種子で眠っていたのだろうか?ただ、普段の調査路沿いにはそれほどの個体数はなさそう。調査路を一通り歩いて、調査できそうな個体にマーキングして、草刈りに合わないように囲っておく。あとは結実するのを待つだけ。

火曜日にかなり雨が降って、高温が続いているせいか、キノコが多数出現していた。ギンリョウソウもたくさん出現する場所だけあって、ベニタケの仲間も多い。アベマキの樹液酒場にもいろいろな甲虫たちが来ていた。ノコギリクワガタは今シーズンすでに何度か見かけているけど、ミヤマクワガタは初めて。なかなか立派な雄個体。でもスズメバチも多いから、気を付けないと。調査路沿いで新しく営巣している場所があったので、注意しておこう。

P7280016.jpg

P7280030.jpg

P7280036.jpg

ベニタケの仲間にはどうみてもヤマナメクジが食べに来たと思われる痕跡があったので、デジタルカメラでインターバル撮影してみる。キマワリとか、ハネカクシは日中でもウロウロしているけど、夜間はどんな動物が来ているのか楽しみ。

P7280033.jpg

P7280032.jpg

P7280043.jpg

夜、帰宅後、近所の神社へ散歩にでかける。羽化中のアブラゼミが2ついて、まだ羽化場所を探している個体がいたので、お持ち帰り。自宅のカーテンに登らせて観察。こんなに短時間で羽化するんだっけか?

P7280045.jpg

P7280047.jpg

P7280048.jpg

P7280051.jpg

今年の初アユ [日常]

ここ1週間ほど雨が降っておらず、用水の水が澄んできた。今朝は5時半に起床して、アユ釣りに出かける。去年は手取川の濁水の影響か、ほとんどアユ釣りに出かけることができるような状態にならなかったので、久しぶり。誰かほかに釣りに来ている人がいるかと思ったけど、誰もいなかった。ただ、釣り場は意外と水が澄んでいなかった。ちょっと明るい赤い毛バリで攻めてみる。二人で釣りはじめて、最初の30分ほどで6匹を釣り上げた。ただ、小さい個体が多い。もっとサイズが大きい個体はもっと上流まで上ってしまったのだろうか。

P7231221.jpg

P7231224.jpg

自宅周辺でもスマホをもってウロウロしている人たちがいる。昨日も研究室の前の廊下を普段は歩いていないような学生たちが歩いていたし、昼休みにも大学キャンパス内をウロウロしている学生の数が多かった。なるほど、こんなことで、普段、歩かないような場所をウロウロ歩くようになるのか。ついでにもう少し身近な生きものたちにも気が付くようになるとよいのだけど。

日中は講義の教科書をながめながら、試験問題を考える。例年、10題くらいから、4題の選択問題形式にしているけど、少し難易度の高い問題はほとんど選択者がいないのと正答率も悪いので、出題傾向を変えてみようか。1つくらいは必修問題にしてもよいかな。

P7231232.jpg

P7231233.jpg
キジバトの糞

夕方は子供の保育所の夕涼み会に参加。西日は多少、残っていたけど、それほど暑くはなかったので、過ごしやすかった。一通りのイベントを楽しんで帰宅。共著論文が一つ旅立って行った。すぐに帰ってきませんように。

黒玉スイカを収穫した [日常]

この連休中に白山登山に行くつもりだったけど、明日からの天候がいまいちなので、8月に延期することに決定。今日は登山準備の予定だったけど、時間ができたので、畑仕事に取り組む。家族は先日、収穫途中で雨が降ってしまったジャガイモを収穫していたので、わたしはスイカのチェック。5月に植えたスイカが順調に生育して、かなり大きくなってきた。

P7161040.jpg
今年のジャガイモ

メモを見ると小玉スイカを3株購入したはずなんだけど、どうみても小玉ではなくて、普通サイズの黒玉スイカが実っている。これで小玉ってことはないよね?2週間前に収穫したときには少し早かったけど、黒玉スイカなら確かに収穫するには早すぎた。ただ、たたいても皮が分厚いせいか、よく分からない。ネットで調べるとツルの状態を確認するのがよさそうなので、ツルが十分に枯れたスイカを選んで収穫してみた。

P7161041.jpg
茶色く枯れたツル

P7161042.jpg
まだ緑色のツル

台所で包丁を入れてみると、すっと割れることはなかったので、ちょっと心配したけど、とても良い感じの色だった。十分に甘くておいしいスイカ。タネも少なくて食べやすい。これからも同じ感じで楽しめるのであれば、十分に元はとれそう。ただ、来年はもっと広い場所にマルチをしてから植えよう。

熱帯山地林の種子散布 [日常]

朝一番にリバイス原稿を送った共著論文が受理されたとの筆頭著者からのめでたいメールが届いた。オープンアクセスにするなら2700ドルかかるけど、誰か予算ある?との問い合わせ。一ケタ少ないなら、考えなくもないけど、2700ドルを払う余裕はない。

Chapman, H., Cordeiro, N., Dutton, P., Wenny, D., Kitamura, S., Kaplin, B., Melo, F., & Lawes, M. (2016) Seed dispersal ecology of tropical mountain forest. Journal of Tropical Ecology.

この雑誌は大学院生の頃のデータをいくつも載せてもらっているし、熱帯生態学分野の関係者は大体目を通しているし、熱帯山地林の特集号でもあるので、よく引用されるのではないかと思う。この共著論文に巻き込まれたおかげで、今まで直接関わりがなかった種子散布関連の研究者とのつながりもできたのはよかった。

午後は調査地で見かける在来ダンゴムシの同定を試みる。昨年度末の図書購入依頼で、「日本産土壌動物第二版:分類のための図解検索」を大学図書室に入れてもらったので、早速活用した。そもそもこんな分類群の検索表を使うのは初めてなので、とりあえずワラジムシ目の各部の名称を押さえる。検索表をちらほら眺めてみると、オスの形質が重要そう。ダンゴムシだけで34種が掲載されているけど、南西諸島などで記録されているものが大部分なので、ほとんどは関係なさそう。

コシビロダンゴムシの仲間であることは間違いないので、検索表にしたがって、ある程度まで検索してみて、残りは種の記載をすべてチェック。記載は比較的、あっさりとしかかかれていないんだな。最終的にシッコクコシビロダンゴムシ(Spherillo sp.)に落ち着いたのだけど、前版ではセグロコシビロダンゴムシになっていたらしい。前版を眺めていたときにセグロコシビロダンゴムシが近そうだと思っていたので、いい線いっていたのかも。その後、研究室に戻ってネット検索してみると石川県内でシッコクコシビロダンゴムシと思われるものを採集した写真がヒットした。このオレンジ色の頭部の感じはよく似ている。とりあえず、このグループでよさげ。

P7060858.jpg

P7060862.jpg