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春の花調査四日目 [日常]

今日は実質調査の最終日。週末なので観光客が増えることを予想したけど、朝は天気がいまいち。日曜日が晴れそうだから、あんまり観光客は心配しなくてもよさそう。昨日、1人神戸に戻ったので、今日は私を含めて3人での調査。これまでよりは、調査項目を少し減らしてコチャルメルソウ調査を実施。ただ、調査に慣れてきたこともあり、多少人が減ってもそれなりに効率よく調査は進めることができた。まあ、コチャルメルソウを真面目に観察するようになって4シーズン目だものな。

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今回の調査期間中に試してみたかった計画のうち、野外調査は比較的良いデータが得られたようだけど、室内実験はあまりうまくいかなかった様子。まあ、こういった行動実験は実験条件を整えるほうが難しそう。ただ、せっかく捕獲した個体がいるので、しばらく実験室で飼育してみよう。問題は餌をどうやって確保するかだな。飼育中のナメクジの餌のキノコからわいてくる連中が餌にならないかな。そういえば、タゴガエルを久しぶりに見かけた。

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午前中の調査は予定通り終了したので、ちょっと展示館を見学。そういえば、案内したことなかったっけ。しばらく館内をウロウロして、昼食に出かける。週末だったので混んでいるかと思ったけど、意外とすいていたハンバーガー屋さんでランチ。ハンバーガーとしては高めの値段設定でしたが、満腹。ちょっと頑張って調査したときになら、きてもよいかな。あと夜は違う雰囲気のお店になるようなので、ワインを飲みに来てもよさげ。

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積み木

昼食後は午前と同じ調査をもう一セット。ほとんど傾向は変わらないようなので、これまで通り午後のデータを使えば解析には問題なさそう。午後は新兵器を使った予備調査もしてみたけど、どうも使い勝手がよく分からない。一通り野外調査を終えてから、いくつか花をサンプリングして、宿舎で確認することにして、今日の調査は終了。宿舎で実験してみたところ、反応はしているようだけど、まだよくわからないので、もうちょっと工夫が必要。

明日は調査区の撤収作業をして、今回のメインの調査は終了。

春の花調査三日目 [日常]

今日は朝から神戸大チームに合流してコチャルメルソウの調査。さすがに3日目になり、調査も慣れてきた様子。ただ、来年度以降も同じような調査をするのであれば、調査区は完全にピンクテープで枠を決めてしまったほうが楽ではないかな。まあ、他の植物で同じような手法で調査するときに試してみよう。今日は朝からポカポカと暖かく、昨日までの寒さがうそのよう。ちょうど桜が満開なので、平日なのに散歩で訪れる観光客が多い。気温が上がった影響か、時々、ギフチョウが飛び始めた。ビロードツリアブは頻繁に見かけるけど、交尾したまま飛んでいるとなんだか不思議な物体に見える。

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別の場所では、カタクリやキンキエンゴサクが満開。これなら来週の実習の時にも咲いているだろう。学生実習でも訪花昆虫の調査とか組み込みたいけど、実習でやるなら、まずは潜在的な訪花昆虫図鑑を作らないといけないか。コチャルメルソウに来る昆虫なら写真もたまってきたので、一定面積内の花序数と花数を計数して、その区画を訪問する昆虫を記録してみようか。まあ、30分くらい観察していれば、何かやってくるし。

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カタクリ畑

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キンキエンゴサクの花

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お花見シーズン

水路沿いにはセキショウがたくさん咲いているのだけど、今年は以前見かけた黒いナメクジがまったく見られない。昨年も見られなかったのだけど、一昨年あれだけたくさんいたのがうそのようだ。ナメクジとかも知らないうちに増減しているのかもしれない。せっかく研究対象にしようと思ったのだけどなあ。

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セキショウの花

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夕日を浴びるソメイヨシノ

春の花調査二日目 [日常]

午前中は卒研生と一緒に角間にでかけて、自動撮影カメラの確認作業。角間の方が林業試験場よりも少し開花フェノロジーが早い様子。コブシやニワトコ、シュンランが咲きだした。トキワイカリソウの白い花は透明感があって美しい。卒研生が調査中のヒメアオキはなんだか病気になっている様子。葉に斑紋が出てきた。調査路沿いのタンポポは在来タンポポのようだけど、何だろう?セイヨウタンポポもたくさんあるなあ。

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昼食後、わたしは林業試験場の調査に合流。先に哺乳類調査用の自動撮影カメラをチェック。6台中3台は3日で電池が終わってしまっていた。コナラ林に近いところはまだ日が直接差し込むので、センサーが過剰反応してしまう。イノシシ、シカ、クマなど大型哺乳類はなにも撮影されていなかった。まあ、電池が終わった後に通過していたかもしれないけど。

その後はコチャルメルソウ調査チームに合流して、訪花昆虫の観察。決まった時間の観察を数セットこなす。今日は昨日よりもずいぶんと暖かいけど、風が吹くとヒヤッと感じる。まあ、調査地は西側斜面なので、比較的ましなんだけど。みんなで地面すれすれのコチャルメルソウを観察。まあ、1セットくらい観察してもあんまり訪花昆虫は観察できなかったりするけど、その辺をウロウロしているクモや昆虫を観察しているのは楽しい。

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コチャルメルソウやミズバショウには、ウロコアシナガグモがたくさんいた。結構、花粉まみれなので、少しは花粉媒介にも役立ったりするのだろうか?

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今年も再び春の花調査 [日常]

今年も再び林業試験場でコチャルメルソウ絡みの共同研究。2015年のデータはKさんの頑張りで無事に出版にこぎつけ、2016年のデータもUさんがESJ64で発表済み。ただ、こちらは論文化するにはちょっと足りないデータを今回の調査で収集する予定。林業試験場でコチャルメルソウを観察するようになったのが2014年なので、実質4年目の調査。論文に使った写真は2014年に最初に予備調査したときに撮影した写真だった。まあ、そんなときのほうが良い写真が撮れたりするんだよね。

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昨夜のうちに到着して林業試験場近くに宿泊中のUさんとKさんの神戸大チーム、今朝、移動してきたIさんとFさんの富山大チームの5名で調査に向かう。去年は暖かく、開花フェノロジーが早かったので、今年はやたらと遅く感じるけど、これが例年並み。それにしても先週、暖かったせいで、やたらと寒く感じる。フリース着ても暑くない。今日の天気も微妙だけど、調査できないことはなさそう。

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わたしは2コマ目から講義と実習なので、途中まで調査を手伝って、大学に戻る。午後になると天気が回復してきたので、学生と一緒に大学周辺で早春の草花を観察。20種くらいは覚えてくれるとよいのだけど。多少、気温は低かったけど、無事に実習は終了。その後、注文していた夏タイヤを交換に出かけてから、調査チームと合流して夕食へ。教授職というのはいろいろと大変な様子。3時間ほど楽しくおしゃべりというか、教員の愚痴を学生が聞いていたというか、密度の濃い時間を楽しみました。

明日はわたしも朝からみなさんと一緒に調査。

企画展「セリ科のなかま」 [日常]

ようやく生態学会の年次大会の改革絡みの宿題の一つを終えたのと来週から講義がスタートするので、余裕があるうちに展示協力をした石川県立自然史資料館の企画展「セリ科のなかま」を見に出かける。そこそこ車は混んでいたけど、40分ほどで目的地に到着。すでにお腹が減っていたので、企画展の見学前にお弁当を資料館の近くの桜の木の下で済ませる。自宅の周辺よりも花は遅いけど、開花はしている。個体によっては満開に近いものも見られる。それにしても今日は暖かい。北陸大学への道路沿いの桜と畑の菜の花がきれいなコントラストで写真を撮ってる人が何人もいた。

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石川県立自然史資料館

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企画展の案内

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2階の一部屋が会場

入ってすぐはセリ科のにおいを体験するコーナー。比較してみると微妙なにおいの違いがわかるものもある。コリアンダーは種子だとほとんどにおわない。

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においコーナー

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多様なニンジン

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立派なミチノクヨロイグサ(4m越え)

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うちの畑のニンジンを食べていたキアゲハ幼虫

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我が家の夕食のトムヤンスープ

石川県に分布するセリ科を薬草、香辛料、食品、有毒など人とのかかわりを紹介しながら解説している。標本だけではなく、栽培個体もかなりたくさん準備されていて、実際に開花している様子も観察することができるのはよい。ちょうどセントウソウなどが咲き始めたころなので、野外観察にもよい時期。提供とした写真もいろいろなところで活用されていたようで何より。

わたしはセリ科の標本をまとめてみる機会はほとんどないので、久しぶりに標本をゆっくり見て楽しみました。個人的には、送粉生態とか種子散布に関わる情報があるとよかったのだけど、その辺まではカバーできなかったようす。

その後は一度、行ってみたかった額谷の公園に出かける。ちょっとだけ散歩のつもりが1時間以上、林道を歩いて、春の植物を観察してしまった。ポカポカと温かくて気持ちの良い天気だった。今度はもっと奥まで車で来て、その後、遊歩道を歩いてみてもよいかもしれない。

U丸さんからの指令で自宅の畑でコハナグモを探す。セイヨウタンポポとダイコンの花を巡って何個体か確保。ついでに花に来ていたハナアブを捕まえて一緒にしておく。しばらくしたらしっかり捕獲していた。結構、大きなものでも捕まえられるようす。

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もうしばらくサイチョウの研究します [日常]

出勤前に自宅のそばの水路でアオサギを撮影。時々、この水路の中をウロウロしていることはあるけど、上でのんびりしていることはあまりない。朝日を浴びてきれい。

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週末にネット上では科研費採否情報が飛び交っていたけど、自宅PCからはe-radに接続していないので、今朝までおとなしく待つ。今回、初めて基盤Cに応募してみて、3年間、タイでのサイチョウ類の種子散布に関する調査を継続することになりました。とりあえず5月のサイチョウ学会にでかける旅費と2020年にインドで開催されるFSD2020で話すネタの準備をすることができそう。サイチョウ類の中でも比較的、人間活動の影響を受けにくいキタカササギサイチョウに注目した研究になる予定。共同研究で進めている種子散布共生ネットワークからの予測とアグライアの種子散布に関する研究を組み合わせた計画なので、今までの成果を絡めた研究になる。

採用されたのはよいけど、相変わらず申請金額から減額されているので(ただ、前回よりはましで申請額の76%だった)、何かを削らないといけない。種子捕食者観察用の自動撮影カメラの台数を減らすのが簡単だけど、そうするとカメラの予備に余裕がなくなる。アジアゾウがいるところなので、カメラの予備がないとかありえん。調査ポイントそのものを減らすとデータ解析に必要な反復が足りなくなるし、私が長期間滞在して調査できるわけではないので、調査補助の人件費も削れない。今週中に共同研究者に連絡して、5月のマレーシアでのサイチョウ学会時に打ち合わせして考えよう。ATBCかESAで発表するつもりだったので、その分の旅費を別の予算から確保することを考えるか。

他にも共同研究に入った申請がもう一つ採択されたようだけど、こちらは大幅に減額されているので悩ましいところ。こちらは自動撮影カメラの台数を減らすわけにはいかないので、海外出張の頻度を下げるしかないか?もしくは自前の自動撮影カメラを投入するとかしないとサンプル数の確保が難しそう。今年度は継続分と共同研究を含めるとボルネオと半島マレーシアとタイで調査する予定。時間配分と仕事の内容を早めに考えておかないとスケジュールが難しそう。一人ぐらい海外で卒研やりたいという学生が現れないかしらん。自動撮影カメラの撮影データは別プロジェクトで進めている研究にも使いまわしできそうなので、そちらにも活用していきたい。

明日は卒研調査の予備調査として、角間に自動撮影カメラを設置しに出かける予定。花粉飛んでいるんだろうなあ~。

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