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JASTE27二日日 [学会]

さすがに昨夜遅くまで飲んでいたので、今朝はのんびりと起床。ホテル周辺をウロウロして、港の道沿いでアシヒダナメクジを多数確認。なんだこんなところに普通にいるものなのか。長く伸びているとナメクジ感があるけど、ひっくり返すと違う生物だよなあ。

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チェックアウトしないといけないので、朝食後に荷造りして、その後はスーパーでお土産を追加して、ついでにお昼ご飯も購入しておく。荷物はホテルに預けておいて、空港バスの始発までの送迎バスを予約する。午後のシンポジウムを聞いている時間はなさそうなので、今回もNLの原稿で中身を知ることになる。

今日は朝から生態の部屋で話を聞く。キバアマガイの殻の色彩多型は白っぽいものと黒っぽいものの割合が異なるのは、場所によって捕食者が異なるからだろうか?黒っぽい殻でも干潮時に乾燥すると白っぽくなるからだろうか?DNAバーコーディングしてみるとフタバガキの種子捕食者のキクイムシはどうもかなり広食性らしい。キクイムシがよく入っていそうなのは、バンレイシ科のPolyalthiaとかカンラン科のCanariumとか、あと結実頻度で考えるとニクズク科などが非一斉開花期の候補かも知れんな。サイチョウの営巣木みたいにたくさんの種子が落ちてくる場所で生活しているのかもしれない。

お昼は喫茶店でガトーショコラをいただき、ホテルに移動して、バス停に移動する。その後は空港まで1時間の移動で、バスから奄美大島の風景を楽しむ。さすがに疲れてきたので、途中はうとうとしてしまった。羽田までのフライトはちょっと揺れたけど、無事に羽田に到着。乗り継ぎ時間が心配だったけど、乗る予定の飛行機が遅れているらしく、500円クーポンがもらえたので、先に夕食を済ませる。1時間ほど遅れて、小松空港に到着。帰りは急ぐこともないので、下道を移動して21時前に自宅到着。さすがに疲れた。

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JASTE27初日 [学会]

朝は小雨。宿泊しているホテルは陸上チームが合宿などでよく利用するらしく壁一面に色紙が並んでいた。朝食後にポスターを持って大会会場に出かけて、さっさとポスターを掲示してもらって、写真撮影。まあ、証拠写真を撮る必要はないのだけど、自分用のメモとして記録。しかし、でっかいポスター掲示板だな。普通にA0で印刷してきたけど、まだまだスペースが余っていた。今年もさぼってしまって、生態学会と同じネタにしてしまったけど、来年度は別のネタにしたい。でも時間あるかしらん。

午前は人文、午後は生態の発表を聞いていた。人文の会場のトイレの発表のインパクトが強すぎた。普段、生態学会では、まったく聞く機会のない発表を楽しめるのが熱帯生態学会のよいところ。ただ、研究発表のスライドは見にくいものが多いので、前のほうに座らないとよく見えないものも多いのは残念。この点、生態学会の方がずっとわかりやすいし、熱帯生態学会でも大学院生はきれいなスライドを作っている人が多くてちょっと安心。昨年末、大学院の集中講義でお世話になった大阪市大のグループの発表も一通り聞くことができた。ランビルのデータもずいぶん系統関係が明らかになってきた様子。今年は吉良賞奨励賞の受賞講演は1名のみだったので、のんびりと話を聞くことができた。ランビルでみた多様なオオバギたちが懐かしい。

懇親会会場は宿泊先のホテルなので、部屋にいったん戻って、着替えてから屋上のビアガーデンへ移動。でも今日は天気が悪く、雨が吹き込んで寒いくらい。会場ではランビルグループのメンバーと世間話など。奨励賞の受賞者にNLの原稿を依頼する仕事も忘れずに行っておく。自己紹介すると、1996年の一斉開花の標本を採集した北村さんですかと確認される。あの時の標本がまだ活用されているようで何より。今度、ランビルに行く機会があれば、当時の標本の写真を撮影しておこう。

懇親会を終えて、ホテルのロビーでネット接続していると、これから夜の街に駆り出されるAさんに声をかけられて、一緒にでかけることになる。大会実行委員会メンバーを中心に呑みなおしているらしい。わたしが座った机は明日のシンポジウムの関係者で、しっかりと打ち合わせ中だった。どこかで見たことがあるような人と思っていたのは先日のテレビで奄美大島関係の映像を見た際に案内していた人でしたか。以前、NLにトウガラシの記事が掲載されていたのだけど、その記事を書いたのが現会計担当の方だったとは知りませんでした。なるほど、当時はいろいろとNLの記事がふられていたのですね。さすがに疲れていたので、ビール一杯とあとはジンジャーエールで話に加わる。NLの編集後記を読んでいる人は意外と多いようなので、これからも小ネタを提供していこうと思います。

JASTE27前日 [学会]

朝はまだ晴れていたので、昨日の夕方に歩いたところをもう一度散歩してみる。大会会場の裏山のところでシリケンイモリを発見。複数個体見かけたので、林床を歩いているのが普通なのだろうか。近くの水路を泳いでいるガラスヒバァを発見。それほど大きくないけど派手なヘビ。ホテルの朝食バイキングで朝ご飯を済ませて、しばらくはメールに返信して時間をつぶす。

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9時に部屋を出て奄美野生生物保護センターへ向かう。タクシー30分ほどで、4000円を超えるくらいの出費。レンタカー借りたほうが安かったけど、当初は予定していなかったので仕方がない。もうちょっとアクセスが良いと便利かもしれない。会館直後に入ったこともあり、私の他には生き物好きの大学生らしき人が二人いただけで、ゆっくりと展示を見学することができた。ケナガネズミ大きい。1996年にランビルいかなかったら、奄美大島でケナガネズミを研究するという話もあったのだけどなあ。アマミトゲネズミとかも東南アジア熱帯で見かけるネズミによく似ている。「オオトラツグミ」本は3冊も並んでいた。これの書評も早く仕上げてしまいたい。1時間ほど館内を見学して、その後、館外を散歩してから、ホテルに戻る。昼食は近くのスーパーでお弁当を購入して済ませる。

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午後は編集委員会の開催される会場へ移動。雨がやまないなあ。TROPICSは原稿が足りていない様子なので、カオヤイの眠っているデータとか投稿して欲しいなあ。熱帯生態学会はここ数年の会計は比較的健全らしいけど、会員は減少傾向だし、TROPICSの印刷費が増えることもあるから、対策は考えておかないといけないんだろうな。吉良賞の賞金もしばらくは問題なさそうだけど、なくなった時にどうするのかも早めに考えておく必要がありそう。

予定の時間で評議会が終了したけど、夜の懇親会まで時間があるので、一部のメンバーでプレ懇親会。その後、本当の懇親会では奄美大島のおいしいものをいただいて解散。今日も早く寝る。

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奄美大島への移動日 [学会]

JASTE27に参加するために奄美大島に移動するのだけど、羽田経由なので一日がかり。小松空港まで車で移動して、チェックイン。今日はラウンジ使える便だけど、あまり時間がないので、おとなしく出発を待つ。新幹線の影響なのか、羽田までのフライトはガラガラ。羽田には予定通り到着し、空港内でお弁当を購入して、奄美行きのフライトを待つ。編集委員会に参加する人は例年よりもかなり少ないし、成田や関空からのバニラを利用している人も多いのか、わたしと同じ便で移動する学会参加者は少なそう。2時間ほどで奄美大島に到着。さいわい、激しい雨は通り過ぎており、曇り空。空港の通路にはいたるところでバードストライクよけのシールを見かけた。

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残念ながらバスはちょうど出発した後で、しばらくバス停で時間をつぶす。さすがに暑い。アダン、ソテツ、ゲットウなど南国らしい植物たちが至る所に見られる。ソテツやゲットウは花が咲いている。空港から名瀬までは1時間ほど。途中の山の中は枯れたリュウキュウマツが目についた。ほとんど全滅に近いのではないだろうか?しかし、道端の植生はタイの道端の植生の雰囲気と非常に良く似ている。さすが亜熱帯。バス停の終点まで移動して、そこから宿泊先のホテルまではタクシーで移動。大会会場に近いところを宿にしたけど、街中に宿泊しておいたほうが良かったかも。

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明日以降は天気が崩れる予報だったので、明るいうちにホテル周辺をウロウロしてみる。干潮でちょうど潮がひいていたので、海の生物を観察してみる。フジツボ、ヒザラガイ、フナムシなどがウロウロしている。その後は大会会場のある奄美文化センターの方へ行ってみる。その裏山からリュウキュウアカショウビンの鳴き声が響いてくる。人が澄んでいる場所のすぐ近くにいるんだなあ。こちらのソテツは実がなっていた。これも種子散布調べてみたい植物の一つ。何かげっ歯類かな。チシャノキは初めて結実しているのを見た気がする。クサトベラの花は咲いていたけど、実は見つからず。果実の写真が欲しかったなあ。

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帰りに近くのスーパーで夕食を購入してホテルに戻る。今日は早めに休んで、明日にそなえる。ネットはつながるけど、部屋からだと接続速度がいまいち。

IHC2017三日目 [学会]

今朝は少し早起きして、ざっと荷造りしてしまう。今日のクチンからのフライトは夕方なので、ホテルと交渉してみたら14時までOKになった。これで昼食後に安心して荷物を確認できそう。

今日は二日間のセッションのまとめ。次回のIHC2021はブータンで開催予定。ブータンはなかなか行く機会がないから、今年度からの科研費の成果をまとめて発表できるように準備したい。マレーシアでの今後の取り組みなどの発表があり、IHC2017は終了。午後は近くの保護区へエクスカーションに出かける人がほとんどだけど、わたしは参加すると帰りのフライトが間に合わないので、今回はあきらめた。熱帯に来たのに森に行かずに帰る出張が2回も続くとへこむなあ。ただ、荷物が少なくて済むのは間違いない。今回も預けた荷物は7kgしかなかった。

昼食時にキナバタンガンでサイチョウを研究している方に訪問する可能性があることを伝える。彼女はもともと半島マレーシアでサイチョウ類の調査をしていた時に種子の同定を依頼されたのがきっかけ。その後は部屋に戻って、汗を流して、急ぎのメールをチェックして返信。オナガサイチョウの保全に関するワーキンググループメンバーはエクスカーションには参加せず、事前打ち合わせをするとのこと。それまでの時間、ホテルのロビーでピライさんの近況と愚痴を聞いて、16時ごろにタクシーで空港まで移動。昨日、タイチームが発表した内容と私がこれからの数年間で計画している内容を組み合わせれば、面白いことができそう。今回は学会に参加するだけではなく、ピライチームとの打ち合わせも大切だったので、実り多き出張となった。空港はガラガラだったので、荷物の預けいれから、出国まではスムーズに進んだ。待ち時間にできるだけ学会中に仕入れた情報のメモを残しておく。

クチンからのフライトでは日本語の映画を見たけど、時間的に足りず、最後の結末が見られなかった。クアラルンプールからのフライトで続きを見ようと思っていたら、国際線にはなかった…。

IHC2017二日目 [学会]

昨夜は遅くまでPC仕事をしていたこともあり、7時前まで寝てしまった。朝食を食べに行くと半島マレーシアで研究している方と一緒になったので、最近の研究テーマについて教えてもらう。Facebook経由できれいな写真をよく見ていたけど、カメラを購入するために寄付金を募ったので、その方たちへのアピールもあるらしい。レンズを含めると数キロで手持ちでは無理なので、立派な三脚を使って撮影しているとのこと。日本の大学院生が半島マレーシアでマレーバクを研究しているという話だった。アイムサさんとやっているのかな?

朝食後は朝のセッションに参加。今日は8時15分から夕方までびっちりと講演が詰まっている。昨夜はお酒を飲んでいないので、それほど起きるのはつらくはない。一日英語漬けだったおかげで、多少、耳が慣れてきたけど、それでも癖のある英語はさっぱりわからないこともある。マレーシアの人はみなさん英語上手だものなあ。最初はピライさんがチェアーのはずだったけど、朝、起きられないのでルーシーさんに代わってもらったらしい。学位も取得して、すっかりジサイチョウ研究者としての地位を確立しつつある。

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オオサイチョウのカスクの放熱機能についての発表はピライさんの最後の指導学生。サンプル数が少ないけどカスクに放熱機能があるのは間違いなさそう。ただ、オニオオハシは嘴全体の機能だけど、オオサイチョウやツノサイチョウのような一部のサイチョウだけがあれだけ大きなカスクになっているのは別の理由だろう。サイチョウ類の系統樹を明らかにしたフィリピンのゴンザレスさんはそれを利用したハジラミの発表。ハジラミ側の情報が圧倒的に不足しているので、これから野生個体などを捕獲した際には注意してみて欲しい様子。オオサイチョウの遺伝マーカーを利用した研究では、カオヤイの東側で使えなくなった巣穴を改善することで、繁殖個体数が増え、遺伝的な多様性も増加しているらしい。オオサイチョウが一夫一妻なら単純にペア数が増えたことの効果か。

昼食後のセッションでは、タイチームがここ数年取り組んできたムジサイチョウやシワコブサイチョウの移動をアルゴスシステムで追跡した事例やカオヤイのサイチョウ類の繁殖フェノロジーと結実フェノロジーの関係などのデータが紹介された。2008年から2016年のフェノロジーデータをうまくまとめて欲しいところだけど、解析をちょっと手伝ったほうが良いのだろうな。カオヤイでは11-1月ぐらいに果実が少ない時期があるのは長期傾向としても間違いなさそう。

夕飯はもう一人の日本人参加者のG大Yさんと近くのフードコートで海鮮料理をいただく。次回、クチンで別の学会を開催する際の下見で参加したらし。お店に行くまで気が付かなかったけど、ここ2008年のATBC Asian Chapterの時にランビル組と一緒にご飯食べたとこだ。タイガービールと海鮮料理をおいしくいただきました。

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ホテルに戻るとネットが不調。夜になって利用者が増えるとダメなんだろな。おとなしく早く就寝して、明日の朝に必要なメールには返信しよう。

IHC2017初日 [学会]

昨日のフライト中にウトウト寝ているので、夜はそれほど眠くなく、何度も目が覚めてしまった。6時ごろに明るくなってきたので、カーテンを開けて、外の様子を眺める。川沿いで眺めがよい。夜のうちにインドの共同研究者からのメールが届いたので、それに返信して、日本側の共同研究者に予定を確認する。みなさんフィールドワーク中だったりするので、なかなか連絡がつかなかったけど、どうにかなりそう。

朝食を済ませてから、会場の様子を下見にでかける。今までの大会の会場と比べるとずいぶんと広い。サラワクの研究事例のポスターがいくつか並んでいる。二次林も利用しているし、哺乳類を狙った自動撮影カメラにクロサイチョウとかシロクロサイチョウが時々、撮影されているらしい。私の論文も引用してもらっていた。狙って調査するのは難しいけど、いろいろな人が持っている撮影データを掘り起こしてみるのは面白いかもしれない。

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受付に行ってみるとタイチームが準備していたのでご挨拶。みなさんも昨夜到着した様子。去年はタイに行くことができなかったので、久しぶりな気がする。アルファベット順に並んだ受付リストに名前がないので尋ねると、いや、あなたの名前は見たよと名札を探してくれたのはKではなくてSのところだった。あ、そうでしたか。その後、インド、シンガポール、マレーシアなどのメンバーにご挨拶。みなさん元気そうで何より。まあ、facebook経由で各地の活動ぶりを見ているので、久しぶりという感じがしない。

今日の朝一番のウエルカムセッションはVIPの到着まで待たされそうだったので、PCを持ち込んでメールチェック。イベント用のツノサイチョウの着ぐるみも来たけど、どうみてもボルネオではなく、スマトラのツノサイチョウ風のカスクだったのが残念。もうちょっとカッコよくカスクを曲げて欲しかったところ。VIPの到着に合わせて大音量の音楽と大量のカメラマンがやってくるのは前回、コタキナバルでHoBのシンポジウムに参加した時とよく似ている。

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今日の招待講演はピライさん。過去40年間のタイでの研究成果をまとめたもので、タイトルはImportance of long-term research: four decades of hornbill studies in Thailandで、いつもの内容をアップデートした話。ただ、単なる研究紹介ではなく、かなりのユーモアを含んだ内容で何度も会場から笑いをとっていた。まあ、私も含めタイチームが野外調査しているときの写真はテロリスト風に見えるかもしれないなあ。あれは2004年にブードーでツノサイチョウを捕獲した時の写真だから、みんなずいぶんと若い。

昼食は発表会場の隣の部屋なので、ほとんど移動しなくてよいのは便利。いったん部屋に戻ってPCのバッテリーを充電しておき、遅めの昼食を済ませる。学会中、ついつい食べ過ぎてしまうので、昼食は控えめにしておく。昼食後から個別の発表で、Session 1はインドネシアのサイチョウの話から。確かに最近、インドネシアの論文がいくつかヒットしていた。ジャワ島でもシワコブサイチョウを研究しているグループがいる。ブータンのナナミゾサイチョウの情報も論文で読んだことはあるけど、実際に調査地の写真を見ると面白い。一番話を聞いてみたかったバングラデシュのサイチョウの話は残念ながらキャンセルされたらしい。

どうもセッションの区切りがよくわからないけど、休憩後はインドコサイチョウの食性の話や、ブルネイやキナバタンガンでキタカササギサイチョウに人工巣を導入した話題。ブルネイではチェーンソウで幹を削って、巣にしようとしているけど、キタカササギサイチョウなら、人工巣を置くだけでよいのではないかな。キナバタンガンでも人工巣を設置しているようだけど、あまり繁殖成績はよくないらしい。

夕食前にホテルの周りをウロウロしてみようと思ったけど、激しい雨であきらめる。さすがに本気で降る中を歩く気にはならない。おとなしく部屋で過ごす。夕食のウェルカムパーティーはタイグループと座って、お互いの近況について情報交換。一通り食べてからは、サラワクの伝統的なダンスなどを鑑賞。男性の頭飾りにはオナガサイチョウの尾羽が6枚使われていた。他の頭飾りにもセイランとツノサイチョウの尾羽が並んでいた。ただ、女性が手に持っていた羽飾りはツノサイチョウの尾羽ではなく、代替品で作られていた。2008年に同じような踊りを観察した時には本物を使っていたのだけど、さすがに代替品を使うようになったのだろうか。その後もMCがいろいろと盛り上げながら、吹き矢で風船を割る余興なんかも行われて、最後はみんなで踊って終了。

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IHC2017へ [学会]

ホテルでのんびりと起床して、朝食を済ませる。その後はメールをチェックし、ニュースを見てシャトルバスの時間までのんびり過ごす。これが失敗だった。空港には2時間前に到着して、チェックインカウンターに並ぼうとした時点で、あまりの人の数に呆然とする。こりゃ時間がかかりそうだ。団体客がちょうど着た後だったらしい。

シャトルバスをもう30分早い時間帯にしておけば、マレーシア航空のチェックインカウンターで1時間以上も待つことにはならなかったのだけど…。仕方がないので、おとなしく並んでいると私よりもさらに後ろに並んだ男性から声をかけられる。なんと1999年に私がカオヤイで修士のデータを集めていた時期にイチジクを訪問する動物の観察をして卒業研究にまとめたKさんでした。彼も仕事でクチンまで行くらしい。こんなこともあるんですなあ。

1時間以上並んで、10時15分ごろにようやく荷物を預けることができた。これなら前泊せずに早朝に電車で来たのと同じだなあ。あとで気が付いたのだけど、Webチェックインしておけば、ほとんど並ばずに済んだはずだった様子。今年、あと2回はマレーシアに行く予定があるので、気を付けよう。

出国審査もさっさと済ませて出国ゲートに移動。ちょうど搭乗がはじまる時刻だった。こんなにぎりぎりなのは久しぶり。急いで電話して、搭乗手続きを済ませる。機内はうとうとしながら映画を見ている間に時間が過ぎたけどずいぶんとクーラーが効いていた。機内が寒いことを予測して、上着を持ってきたけど、フリースを着てしまった方がよかったかも。ほぼ毛布をかぶり続けていた。こんなにガンガンに冷やしてくれなくてもよいのだけど。

KLには少し遅れて到着。クチンまでの飛行機の待ち時間の間にKさんと近況について情報交換。お互いにカオヤイで調査していた時から比べると体重は増えましたが、見た目はそれほど変わっていない様子。Kさんの卒論の内容には、クマネコがイチジクを食べている貴重な情報が含まれているのだけど、あれもどこかに報告しておきたい内容。そのうちと思っているうちに18年たってしまっている。

クチンにはほぼ予定通りの時刻に到着。空港で両替しようと思ったけど、すでに銀行が閉まっている時間だった。KLで両替しておかないといけなかったなあ。ただ、前回、コタキナバルに行った時の残金があるので、タクシーに乗るには困らないので、安心。ついタイと同じ感覚で両替するのを忘れてしまうといけませんな。空港からはタクシーに乗ってホテルまで移動。15分ほどの時間で26RM。

前回クチンに来た時にはどこのホテルに泊まったのか忘れてしまったけど、今回は川沿いの見晴らしの良いホテル。デポの450RMはとりあえずカードにしてもらう。部屋でネットにつないでみて、急ぎのメールに返信しておく。比較的スムーズにつながったので学会期間中もメールチェックはできそう。日本からのフライトでちょっと体が冷えてしまったので、シャワーを浴びてさっさと寝る。

ESJ64五日目 [学会]

のんびりと起床するつもりが結局、6時に目覚めてしまった。査読依頼が1件あったので、ざっと中身を確認する。チェックアウト用に荷物を整理して、7時に朝食。今日はヒヨドリだけではなく、メジロがツバキに来ている様子を見ることができた。荷物はコインロッカーに預けようかとも思ったけど、目白駅で降りるのが面倒だったので、結局、大会会場までもっていく。今日は9時半開始なので、あまり人がいない。卒業する学生たちのお土産を探して、鳥はいくつか手に入ったけど、ナメクジは見つからず。財布に意外とお金が残っていたので、クモ図鑑とヘビイチゴ本を購入。ヘビイチゴ本は最後の一冊だったので確保できてよかった。そんなにヘビイチゴが人気なのか?

朝は送粉の企画集会に参加。勝原さんのツユクサとケツユクサの話を真面目に聞いたのは初めて。セイタカアワダチソウの話は以前、大学ビオトープで観察したこともあるのでイメージはつかみやすかった。ただ、あそこまで実験系に持ち込むのは簡単ではなさそう。こちらのセイタカアワダチソウのアブラムシも減ってきている気がする。次のモデルの話は非常に単純化された系なので、なかなか応用できる場面は少ない気はする。ただ、普段、あまり聞かない話なので、違った切り口でよかった。最後は最近、論文が掲載されていた伊豆諸島の海浜植物を利用した研究。大型のハナバチがいなくなると、中型ではなく小型種が大型種不在時に空いた花を利用するのは面白い。最後は石井さんのコメント。送粉系といっても関連する相互作用は膨大。まあ、私たちにできることはその一つ一つを丁寧に調べていくことしかないんでしょう。

お昼は学会大会の改革フォーラムに参加。参加者はそれほど多くはなかったけど、自由集会は貴重な場であると考えている人が多い様子。シンポジウムと企画集会を一本化して、自由集会の開催時間を短くするとかして、全体の労力を減らしながらも、自由集会という形式は残していくことになりそう。それにしてもこれだけの規模になってしまうと、大会を開催できる会場で制限されてしまうなあ。

公開講演会は休憩時間前の4題を聞いてから、大会本部へ移動。大隈講堂の椅子は気持ちが良いので、暗くされるとウトウトとしてしまった。大会本部も撤収作業が行われていた。実行委員会の皆さま、お世話になりました。新執行部も事務局と口頭で打ち合わせできることは済ませてから帰路につく。会員向けのアンケートのたたき台とか、寄付の受け入れ手続きのたたき台とか宿題はいろいろとありますが、週末は査読業務と不在時のメールに返信することを優先しなければ。

ESJ64四日目 [学会]

朝一番で査読依頼した人からお引き受けできませんとのメール。至極まっとうな理由が書かれていたので仕方がない。おとなしく次の候補者に依頼を送る。今朝も窓際の席でのんびりとヒヨドリを観察しながら朝食を食べて、早めに会場に移動。最初は科研費の説明会。特に大型科研費では審査区分が変更されて、より幅広い分野の審査員にアピールできる文章が必要だとのこと。生態、分類、人類学などが同じカテゴリーになるので、どの分野に対してもアピールできる文章が必要ということですな。

総会はほぼ定刻通りに開始。参加者は100名もいないくらいか。あまり大きな議論もなく、粛々と報告事項と審議事項が進んでいく。地区会ごとに地区会費が異なるのは、年会費支払いシステムを導入する際に面倒なので、少しでも簡素化してしまいたい。特に大きな反対もなく新執行部も承認されたので、今日から代表理事なるえらそうな肩書を持つことになってしまった。裏方として、2年間、生態学会を支えていきます。その後は各章の授賞式。一人間に合わないのではないかと思ったけど、ギリギリセーフだった。まあ、そんなこともありますわな。

受賞講演までは大隈講堂の立派な控室で第一回の理事会。まずは顔合わせと簡単な報告事項について。次の理事会は7月でそれまでに検討しておくべき事項をまとめておく。7月中旬は結構忙しい時期なので、時間をうまく使わねば。その後は次回の北海道大会への引継ぎ打ち合わせに参加。次は大学ではなく、コンベンションセンターなのでまた実行委員会の仕事は微妙違うのだけど、前回の北海道大会と同じなので、その辺の情報は流用できるかな。その後はウェブ選挙システム打ち合わせに参加。これで次回の選挙の開票作業は軽減されそう。さすがにこちらは他の学科胃の方がややこしいシステムを作っているので、細かいところを詰めるくらいで対応してもらえそう。

夜は会場から少し歩いたところで執行部のみなさんの打ち上げ。法人化の過渡期に担当したので、通常よりも少し長い任期になって、いろいろ大変だった様子。みなさんとても楽しそうに会話が弾んでいましたが、対照的に新執行部のメンバーはどちらかというとおとなしくしていました。