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コタキナバル三日目 [研究]

今朝もキナバル山は見ることができず残念。開会イベントはないので、招待講演でも座れないことはないだろうと思っていたけど、それなりの人が参加していた。会場外の展示には、中高生の団体も来ていた。招待講演の最初のGregory Asnerさんは、さまざまな測量機器を積んだ飛行機でサバ中を飛び回っている研究。どうやって小型機を運んできたのかと思ったけど、ハワイとかグアムとか経由してきたらしい。まだ予備的なデータしか得られていないけど、レーザー測量の結果、樹高90mを超える木が50本はあるらしい。すげーな。ダナムバレーに多いらしいけど、今まで見つかっていなかったのか、大きいと思われていたけど、測定したことがなかったのかどちらだろうか?

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コーヒーブレイクの時間にオランウータンを研究しているNGOグループの代表と打ち合わせ。採食生態で学位論文をまとめるつもりの方にわたしの別刷りを渡したら読んだことがあるとのこと。ほう、サイチョウ類まで目を通していましたか。その後、展示ブースも見て回ったけど、植物はともかく哺乳類や鳥類の学名ラベルは結構間違えていた。いったいどうしてそうなっているわけ?ラフレシアの花を切断した液浸標本はなかなかよかった。

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昼食は街で簡単に済ませて、その後は野生生物局で打ち合わせ。今回の最大のミッションでしたが、無事に終了。これで今回の会議中にお会いすべき人たちには、一通り挨拶することができた。短期間で、まったく森に行かなかった海外出張だけど、次につなげることはできそうでよかった。夕飯は何故か森林局のお偉いさんのディナーに参加。世界は狭いということを知る。空港まで送り届けてもらって、予定の飛行機で帰国。さすがに0時50分発はちょっと眠い。

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コタキナバル二日目 [研究]

日の出前に目が覚めたので、NHKをつけて情報収集。残念ながらキナバル山は見えず。少し雲があると見えないらしい。昨夜はネット接続がいまいちだったけど、今朝はスムーズにつながった。夜はネット接続する人が多くて、つながりにくいのだろうな。バイキング形式の朝食後、会場に移動。今日は観光客にパンをもらったササゴイが魚とりにチャレンジしていた。うまくいくかどうかしばらく観察していたけど、集まってくる魚が大きすぎて、パンをとられてばかりで、結局、捕まえることはできなかった様子。ただ、とても慣れている感じだったので、普段からよく餌を使った魚採りをしているのだろう。

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会場に少し遅れて到着したら、座る場所がなかった。まさか満席になるとは思っていなかった。ただ、主賓の到着も遅れているらしく、時間がおしていた。開演自体はマレーシアらしいというか、東南アジアらしいというか、派手な演出でスタート。その後はいくつか招待講演を聞く。ダナムバレーでの植物生態学の研究ってこんな感じで継続されているのか。しかし、このデータを見て楽しんでいるのは、私を含め会場内のごく一部の植物生態学者だけだろうなあ。いや、質実剛健といった感じの研究でよいのだけど、プレゼン資料は正直わかりにくいものが多かった。

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その後は先に現地入りしていた方と合流して昼食へ。街中でラクサをいただきながら、いろいろとこちらの情報を仕入れる。夕方にサバ大学のカウンターパートに挨拶に行くことになったので、それまでの時間はセッション別の講演のうち、比較的興味が近い分野のところで話を聞く。

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夕方、サバ大学を訪問して、ご挨拶。2011年にボルネオジャングルスクールで訪問した場所なので、ところどころ記憶が残っている。研究室の実験機器などを見せていただき、できることできないことを話し合う。日本に留学していたそうで、日本語ペラペラなだけではなく、日本からの留学生もいる様子。そもそもサバ大学には日本人の教員も何名かいるらしい。

夕飯は街でバクテーをいただく。なんだかあっさり風味だなあ。でもおいしい。明日は朝一番の招待講演を聞いて、その後は打ち合わせが2件。

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コタキナバル初日 [研究]

5時半に起床して、荷物を詰めなおして、空港に移動する準備。朝がかなり冷え込んでいるので、ギリギリにホテルをチェックアウトして、高速バス乗り場へ移動。結構、たくさんバスに乗る人がいるらしい。この辺の道路を車で走ることはあまりないので、周囲の風景を楽しんでいるうちに1時間ほどで成田空港に到着。ほぼ、予定通り。待ち合わせ場所のマレーシア航空前で残り二人と合流。チェックインを済ませてからは、お土産を購入して世間話などしている間にあっという間に搭乗時間。結構、ゲートが遠いなあ。

機内では査読の続きとその後は機内映画でのんびりと過ごす。あまり新しいものはなかったけど、植物学者が主役となっていると聞いていた火星の映画を見る。なるほど、こんなストーリーでしたか。それにしても直行便は便利。コタキナバルの空港に到着してから、荷物を受け取るまでがやたら早くて、スムーズだった。出入国カードがなくなって、パスポートにはシールが張られた。個の方が落とすことがなくていいなあ。

タクシーで宿泊先のホテルに移動。海沿いのホテルでわたしの部屋からはゴルフコースが見える風景だった。まあ、熱帯で海の近くに宿泊することはめったにないので、珍しい経験。しばらく部屋で休憩してから明日の会場へ移動。ネット接続はまあまあ早いか。う、機内で査読を片づけたのに別の査読依頼が2件来ている。まあ、面白そうなので引き受ける。

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夕方に会場に移動する途中の海岸沿いでゴイサギが魚を採っていた。よく見ると海に浮かんでいるゴミを拾って、投げている。へー、ルアーフィッシングですか。ササゴイが有名だけど、ゴイサギもやるんだ。しばらく観察してから会場に移動。えらく暗いなあと思っていたら、どうもすでに登録時間が終わってしまったらしい。おっと、登録開始時間と終了時間を見間違えていたか。ただ、まだ終わったばかりらしいので、受付業務をしていそうな人をつかまえて、いろいろと話を聞いてみると要旨集とか、無料昼食券とかは今から出せないけど、参加登録はOKしてもらえた。きちんと資料みておかないといけないな。

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その後は優雅に海に沈む夕日が見える場所で、ビールとつまみをいただきながら、明後日までの二日間の打ち合わせ。調査許可関係のお役所の方もかなりたくさん参加しているようなので、適宜、お会いできるとよいのだけど。

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糞内容分析調査三日目 [研究]

早起き3日目になるとほっといても4時前に目が覚めるようになった。今朝は風もなく静かな朝。仕事が増えそうだ。朝食後、さっさと調査地へ移動して、今日の仕事の準備。昨日の夕方にKさんが旅立ったので、今朝は5名と人員が少ない。7時から参加者が1名増えるのだけど、名前を見ると数少ない東南アジアの熱帯で鳥類調査をしている方だった。普段、生態学会くらいでしかお会いしないので、こんなところでお会いすることになるとは。もっとも相手の方が、どうして私がこんなところにいるのかと不思議がっていましたけど…。

今日の朝一番は初日ほどではないけど、そこそこのサンプル数。その後も10時ごろまではコンスタントにサンプル数を稼ぐことができた。おかげで、昨日、採集してきたマムシグサの果実数を数える暇がなかった。まあ、こちらはおまけの調査なので、本来の仕事のお手伝いを優先する。それにしても日本の種子図鑑は素晴らしい。今年になって新しく購入した「木のタネ検索図鑑 同定・生態・調査法」はちと高いけど、調査法については、種子散布を研究する学生によさそうな内容。これは便利だ。さっそく研究室の学生にすすめておこう。

空き時間に計数したマムシグサの果実数は250個だった。ちょっと過大評価していた。ただ、昨日、夕方に道路際で見かけたもっと巨大な果序は300個くらいありそうだった。そんなに栄養条件が良いのだろうか。

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昼食後は荷物を片づけで、帰路につく。去年は帰り道にコウノトリを見かけたけど、今年はアオサギやコサギしかいなかった。夕方に研究室にたどり着き、急ぎのメールにだけ返信して帰宅。さすがに疲れた。明日は科研費申請書の仕上げと月曜日の卒研中間発表会資料へのコメント。

糞内容分析調査二日目 [研究]

4時に起床して、朝食準備のお手伝い。4時45分ごろにでかけて、5時に暗闇の中、ヘッドランプで調査準備を開始する。今朝は風があるので、ちょっと微妙な天気。昨日の初回とは異なり、今日はスロースタート。午前中はほとんど風がやむことなく、全般的に低調。空き時間に周辺の人工林を歩いてみたけど、結実したマムシグサを発見。おお、結構、たくさん果実がなっている。周辺にも結実個体を発見。真面目に探すと結構な数があるかも。結局、午前中の調査は低調なまま終了。ただ、今年の初物もいたらしい。

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いったん、宿舎に戻って昼食を食べた後、午後は2人1組になって道路沿いの結実量調査。こちらも今年は結実数が少ない様子。大量に果実があるのは、カラスザンショウくらい。Kさんと一緒に果実を探しながら、道路沿いをウロウロする。同じ研究室出身だけど、一緒に野外調査するのは初めての経験か。林床のムラサキシキブ、カントウマムシグサはそこそこ結実している。それにしても巨大なマムシグサだ。普段、林業試験場や角間で見かける個体よりもかなり大きい。平均結実数が200個を超えるのではないだろうか?根元が太い立派な個体が多いけど、この辺ではこのくらいが標準なのか?もちろん、小さい個体もあるけど、大型個体のサイズが半端ない。まあ、どれも食べられていない点では一緒ですけど。一つ途中で折れていた果序を回収して、明日の空き時間に数えてみることにする。パッと見た目は270個と推定したけど、どんなものかな。

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夕方まで調査を継続して、午後の調査は終了。今日は海沿いの温泉に向かったけど、行きにニホンジカのオス、帰りはイノシシ2頭を道路で見かけた。で、温泉に入った後のTVで、地震のことを知る。ほとんど外界の情報が入らない環境というのもこういうときにはちと問題か。今夜もおいしい夕食をいただき、9時前に就寝。明日も4時起床。

今年も糞内容分析調査に参加 [研究]

昨年度と同様に福井県での糞内容分析調査に出かける。2時15分に目覚ましをかけて起床。ちょっと蒸し暑かったので、目覚めはいまいち。昨夜は9時半には布団に入ったので、体は休まっただろう。今回は2泊3日なのと果実計測用に調査用具を準備したので、少し荷物が多い。調査に同行する学生を途中で拾って大学に移動して、3時に金沢大学のOさんと合流後、調査地へ向かう。去年は寒くて震えていたけど、今日は良い天気で雨が降ることはなさそう。途中のコンビニで朝食を購入して、調査拠点に到着。昨年よりも早い時間帯に到着したので、しばらく待機して本隊と合流して、ご挨拶。

数少ない研究室の先輩Kさんも合流して、今日は本隊4名と石川からの4名の計8名での調査。私はOさんたちの糞内容分析のお手伝いをしながら、学生と調査の見学と果実撮影。去年より圧倒的に結実数が少ない。あれほどたくさん見かけたエゾユズリハの果実はほとんどないし、ナツハゼやガマズミなども非常に少ない。ツル植物はところどころに見かけるけど、あんまり多くはないかな。

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午前中に予定の調査は終了して、宿泊先の宿に移動。今日の昼食はそばをいただく。人数だけ伝えたら、おろしそばが人数分出てきた。このあたりのデフォルトはおろしそばだからなあ。その後は宿に移動して、個別の仕事にとりかかる。わたしは科研費申請書の仕上げ作業。さすがに2時から起きているので眠いけど、2時間ほどかけて、書類を修正する。だいぶ仕上がった。良い天気だけど、風が吹くと少し寒いくらい。

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夕食をおいしくいただき、早めに就寝。明日も4時起き。

6th International Hornbill Conference特集号 [研究]

2013年4月にマニラで開催された6th International Hornbill Conferenceでの発表を主体とした特集号がMalayan Nature Journalに掲載されました。

リンクはこちら
http://www.mnj.my/index.php/mnj/issue/view/29

PDFが公開されているので、ダウンロードしておく。結構、貴重な情報とか載っているので、ポスドク時代の仕事を論文化する際には、引用するべき論文がちらほらある。これまで、参加した際には必ず投稿してきたのだけど、今回は忙しすぎて発表原稿を投稿論文にまでまとめる時間がなかった。でも、無理矢理でも参加して、投稿してしまうべきだったかもなあ。

An assessment on artificial nest construction for hornbills in Budo-Sungai Padi National Park, Thailand
Chakorn Pasuwan, Sura Pattanakiat, Charlie Navanugraha, Vijak Chimchome, Sittichai Madsri, Phuvanart Rattanarungsikul, Preeda Thiensongrusamee, Teerasak Boonsriroj, Pilai Poonswad

Artificial incubation and hand rearing of Great Pied Hornbill Buceros bicornis following cannibalism of chicks by parents
Elden Venus Gabayoyo, Minerva Bongco-Nuqui, Ritchielle Tamayo Avila

Aspects of breeding biology and conservation of the Palawan Hornbill Anthracoceros marcheiin the Palawan Faunal Region, Philippines
Peter Widmann, Indira L Widmann, Michael F Plazos, Rene Antonio

Conserving the globally threatened Plain-pouched Hornbills in the Belum-Temengor Forest Complex, Peninsular Malaysia
Chin Aik Yeap, Teresa Ong, Kim Chye Lim, Ravinder Kaur, Diya Rashida

Distribution and status of Rufous-necked Hornbill Aceros nipalensisin Myanmar
Zhaw Naing Thet

Ground-hornbills in American zoos: a case study of the challenges to ex situpopulation sustainability for conservation
Roger G Sweeney

Observations on the breeding biology of Wrinkled Hornbill Aceros corrugatus Temminck, 1832 in Bala forest, Narathiwat, Thailand
Sunate Karapan, Likhit Waiprom, Songwit Desrirai, Ariya Dejtaradol, Vijak Chimchome

Philippine hornbills’ conservation status: problems and prospects
Juan Carlos T Gonzalez, William LR Oliver

Protecting a hornbill haven: a community-based conservation initiative in Arunachal Pradesh, northeast India
Amruta Rane, Aparajita Datta

Sarawak hornbill conservation initiatives – engaging the society
Oswald Braken Tisen, Lee Kheng Sim, Francis Gombek

Studies on the status, distribution, habitat ecology and strategic planning for conservation of Malabar Pied Hornbill Anthrococeros coronatus Central India
Gajanan A Wagh, Jayant Wadatkar, Raju M Kasambe

The breeding biology of the Great Hornbill Buceros bicornis, Rhinoceros Hornbill Buceros rhinocerosand Helmeted Hornbill Rhinoplax vigil in the Temengor Forest Reserve, Perak, Malaysia
Ravinder Kaur, Sanjitpaal Singh, Abdul Hamid Ahmad

Trade of ‘captive-bred’ birds from the Solomon Islands: a closer look at the global trade in hornbills
Vincent Nijman, Chris R Shepherd

タイ調査7日日 [研究]

あっというまに調査の最終日。今日はピライさんが朝から中国に出かけるので、6時20分に起床。7時にでかけるピライさんとビジャックさんを見送ってから、近くのスーパーでお土産品の購入。コオロギやカイコがスナックになったようなので、探して見ると確かに売っていた。ただ、ネットの情報よりも品数が少なく、素朴な塩味しかなかった。まあ、面白いので、職場のお土産用に購入する。あとはいつものコーヒーとココナツオイルを購入。コーヒーは近くの王室プロジェクトの店だと豆のままの500gパックが売っていてお買い得だけど、今回はお土産用なので、小さいパックを複数購入する。

昨日、スタッフから持たされた肉まんと冷凍カレーで簡単に朝食を済ませる。その後は、ワークシートを確認しながらデータ入力作業。途中、想定外の出来事があったけど、どうにかクリアー。今度から気をつけよう。データ入力の合間に洗濯ものを取り込んで、バンコクに置いていくものと日本に持ち帰るものを分別する。

昼にもう一度スーパーに出かけて、昼食用に缶ビールとおかずを購入して、ささやかな調査打ち上げ。その後もデータ入力を続けて、15時前に終了。これでのんびりできる。夜中のフライトなのでしばらく昼寝しておく。水浴びした際にダニを1匹発見する。森からついてきたのか。1週間で1.3GBの使用。まあ、ほとんど森に行っているし、メールの送受信とニュースを少し見るくらいだと、大容量コースでなくてもよかったか。ただ、トータルではなく、一日単位で通信量の制限があるみたいだから、その辺は微妙。

荷造りが完了したので、タクシーをつかまえて、空港に向かって移動。明日の早朝に関空に到着して、午前中に移動、午後から研究室のゼミと帰国後もいろいろと忙しい。

タイ調査6日日 [研究]

今朝は6時前に起床。ダニにやられたところがかゆい。昨夜のうちに荷造りはほとんど終えていたので、あとは冷蔵庫の中身などを整理して、捨てておく。バンコクから持ってきた調査用の着替えも使っていないものはこちらのスタッフに渡しておく。長期間、タイで調査することはしばらくないだろうからなあ。ただ、キタカササギサイチョウが植林地にも結構、出現して、種子散布しているようなので、その辺の情報ももう少し収集してもらって、来年の科研費ネタとしてまとめておきたい。オオサイチョウやシワコブサイチョウを完全に代替できるとは思わないけど、キタカササギサイチョウみたいな普通種が森林の回復過程には、キーとなる生き物になるはず。

朝食は昨夜、スタッフが手作りした大量の肉まん。ここ数日、毎晩作っているのだけど、練習しているのだろうか?スタッフの家を8時前に出て、パクチョンのバス停には8時20分ごろに到着。バスチケットを買う際に財布のコインをできるだけ使って、軽くする。137Bで、クッキーと500mlのペットボトルを受け取る。8時40分ごろにバンコク行のバスが到着したので、スーツケースを荷物入れに預けて、さっさと乗り込む。時間が早いとはいえ、10人も乗っていないので、混んではなさそう。荷物を隣の座席においても余裕。

予定の9時よりも少し遅れて9時10分ごろにパクチョンを出発。少し睡眠不足気味だったので、車中は寝て過ごす。ルークトゥンのDVDが流れることはなかったので、2時間ほど眠ることができた。終点のモーチットには12時前に到着。ほぼ3時間の行程だから、普段と同じくらいか。タクシーで宿泊先まで移動して100B。さすがに宿泊先の場所は知らなくとも周辺の市場の名前はよく知っている。これで今度からタイに来るときにも説明しやすい。

宿泊先に移動して、まずはシャワーを浴びて、気分転換。バンコクに置いていく服などを洗濯してしまう。それにしてもバンコク暑い。今日は運動していないので、昼食は市場のフードコートで軽く済ませる。さすがに週末は人が多い。

明日はデータ入力と確認作業を終えてしまいたい。帰国しちゃうと集中して時間をとるのは難しい。ただ、タイの生活リズムを考えると日本でももう少し研究できそうな気がする。わたしの場合は早朝に時間を決めて研究に時間を割くのがよいのだろうな。ただ、運動不足も解消したい気がするので、時間配分が難しい。日本でももうちょっと野外調査に時間を割く必要がある研究テーマを設定したらよいのだろうけど、学生の体力が持たないか?

タイ調査5日日 [研究]

さすがに疲れてきたのか、今日は目覚ましをかけた6時半まで寝てしまった。すでにずいぶんと明るかった。ただ、昨夜は11時ごろまで起きていたので、睡眠時間としてはちょうどよい。

午前中はどうしても確認しておきたい複数個体が見つかっていない区画を中心に調査。ただ、目印となる杭や調査対象木との位置関係が少し混乱して、かなり時間をロスしてしまった。プロットの杭がきちんと見つかるとスムーズにできるので、先に杭を探しておいてもらう。調査を開始した時には、15年後に再調査するとは思っていなかったので、10m間隔の杭は簡便なものにしてしまったのだけど、もっと大型のしっかりした杭にしておくべきだったかも。もしくは2004年から2006年にかけてタイでポスドクしていたころに1か月ほど時間をとっておくべきだったかも。昨日もいくつか修正したのだけど、昨年の調査時に間違えてタグをつけたのか、データの入力ミスと思われる個体が見つかった。バンコクに戻ってから、去年のデータとともにじっくりと確認しておこう。

午前中に3時間半、昼食後に3時間、びっちり森の中を歩いて、どうしても確認しておきたい場所は一通り再調査を終えることができた。4haをしらみつぶしに歩くのに前回と今回で7日間かかったけど、もう少し余裕を持つなら10日間くらいの日程を組んで調査するべきだろうな。ただ、自分一人で調査していた頃には調査区の位置情報が確認しやすかったこともあり、10日間程度で終わらせていた。今日も全滅していただ場所は、倒木の直撃を食らったところが多かった。ただ、その近傍の個体は光条件が改善されるのか、急激に大きくなっているものもいた。

夕方、宿舎に戻ってからは、ここに残しておく荷物とバンコクに持ち替える荷物を整理する。双眼鏡はバンコクに置いておいても仕方がないので、1台はスタッフに預けて、ここで使ってもらうことにする。バンコクに置いてあっても私が来た時にしか使わないからなあ。おいていく調査用具をまとめてデジカメで撮影しておく。ホチキス、スチールメジャー、折尺、ナンバーテープ、ピンクテープなどなど。これで忘れないだろう。

一通り片づけを終えてから、シャワーを浴びるとダニにやられたところが何か所も赤く膨らんでいる。まあ、たいしてかゆくもないので、そのまま放置。足がそこらじゅう傷だらけ。枝でこすったり、こけそうになったりしているからなあ。

明日は買い出しに出かけるスタッフに送ってもらって、バスでバンコクに戻る予定。長距離バスはクーラーがききすぎている場合があるので、服装を考えておかないと。