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キナバタンガン調査6日目 [研究]

昨夜も雨が降ったけど、あまり激しくはなかった様子。6時に起床して、今日の調査準備にとりかかる。成長錐サンプルを入れる際にスムーズに作業ができるようにストローを小分けにしておく。ドローン隊は早朝のクルージングにでかけたらしい。一日くらいはのんびりとテングザル見たり、サイチョウを観察したりしたいところだけど、今日と明日のサンプリング次第かな。今朝もパンと目玉焼きとミーゴレンの朝食。

今日もボートは早めに来て待っていた。このくらい時間に正確に来てくれると仕事もしやすい。昨日と同様に目的の個体を探しながら、途中で見つけた未採集品を採集しながら、Mさんのフェノロジートレイルを歩く。1時間に1本ペースくらいで歩くけど、森の中はぬかるんでいるので、歩くのにかなり苦労する。こんな森の中で定期的に調査しているなんて、すごいなあ。今日は最初に非常に固い個体にあたり、いきなり体力を消耗してしまった。ずいぶんと上達したとは思うけど、まだまだ抜けない個体もいる。明日には抜けるようになるだろうか。

最初は1時に切り上げる予定だったけど、もう1本トレイルを歩いて、結局、2時ごろまで調査を続けた。さすがに最後はほとんど成長錐を抜くにも力が入らず、くたくたになった。予定外だったことは宿舎に戻ってくるとなぜか昼食がキャンセルされていた。どうも同宿の人たちが自分たちの昼飯をキャンセルしたつもりで、私たちの分までキャンセルしていったらしい。仕方がないので、近くのレストラン、シンパンティガまで歩いて出かける。確かに徒歩3分で到着できた。チャーハンとレモンジュースでのんびりとキナバタンガン川を眺めながら過ごす。なかなか料理が出てこなかったので、結構時間がかかったけど、無事にお昼ご飯にありつけた。

昼食後はいつもの通りのサンプリング処理。さすがに4日目で手馴れてきたので、スムーズに作業を進め、夕飯前にはどうにか処理を終えて、就寝。

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キナバタンガン調査5日目 [研究]

今朝はあまり川からテナガザルの鳴き声が聞こえてこなかった。朝食はパンと目玉焼きとミーゴレン。やたらとミーゴレンが多かったのは、昨日の分が含まれていたのだろうか?昨日はボートが来るのが遅くて朝の出発が遅れたけど、今日は7時半にはすでに来ていた。昨日、8時に必ず来るように念押ししたのが効いていた様子。今日はドローンチームの学生も一緒に植物チームと一緒に行動するので、成長錐を抜く作業をしてもらう。

今日は水路沿いではなくMさんのテングザル調査で利用しているフェノロジー調査路を利用して、目的の植物を狙い撃ちで採集していく。陸路で調査といっても湿地林だけあって、そこら中がびちゃびちゃ。ゾウ道も兼ねているので、途中、古いゾウ糞も落ちていたけど、中身に種子が入っているかどうかをチェックするのを忘れてしまった。今日の採集旅行では、14時ごろまでに500mのトレイルを3往復して、これまでに採集していない植物を中心にサンプリング。さすがに3日目になると普通種はほとんど採集しているので、探さないと見つからない。ただ、今回は強力な助っ人がいたおかげで、探している個体以外の同種個体からもサンプリングできたのは素晴らしい。

くたくたになって宿舎に戻って、遅いお昼ご飯。いつもおいしくいただいているけど、これだけ働くとさらにおいしい。昼食後に手分けしてサンプル処理。途中、ドローンチームが戻ってきた。捜索中の品を無事に回収することができたらしい。さすがに今日はたくさんあったので、休憩しながら18時ごろまでかかって、採集品の処理を終える。夕飯は野菜が2品あったのが、ちょっとうれしいポイント。今日は夕食後に会話が弾んで、いつもよりも遅い22時ごろに就寝。日々、成長錐を抜く技術は上がっていると思うけど、さすがに腕力が落ちてきて、常に掌がむくんでいる感じがする。

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キナバタンガン調査4日目 [研究]

早朝に激しい雨で目が覚める。早朝2時くらいだったらしい。6時ごろに起きて、宿舎の周辺をウロウロしてみる。残念ながらサイチョウは見られなかったけど、ミカドバトらしきものが飛んでいくのを見ることができた。今朝はボルネオテナガザルが近くで歌っていた。今朝はミーゴレンがなくて、パンと目玉焼きだけでちょっと寂しい。

8時に出発予定だったけど、ボートが少し遅れて、8時半頃に出発。Mさんの調査ステーションに立ち寄り、昨日から来ていたNさんと一緒にサンプリング調査。今日は昨日の続きで、川沿いを中心に移動して、時々、森の中を少し歩いて、テングザルが利用する上位種を中心にサンプリング。最初の場所でいきなり調査用具を忘れてしまって、帰りに回収する羽目になった。昨日、採集した樹種は一通り覚えたので、川沿いから見える樹種はちょっと見当がつくようになった。今日はテングザルの群れに遭遇した。尻尾が長いなあ。ムジサイチョウの家族が川の上を飛んでいくのを見かけた。

今日は成長錐を3名で対応したけど、固いものはどう頑張っても難しい。いろいろな場所でサンプリングしているAさんですら、ここは固い木が多いとのコメント。そりゃ、わたしなんぞが対応するのは難しい場所だったか。ウガンダでも成長錐を抜いたけど、ここまで苦労した覚えはない。今日は12時半ごろまでサンプリングを続けたけど、二次林でよく見かける樹種ばかりではなかったので、楽しい調査だった。

遅めの昼食後はサンプル処理を進める。今日は順番に水浴びして、作業を交代しながら、効率よく作業を進める。今日は座り方も工夫したので、腰痛も大したことはなかった。今日は午後から雨になったので、洗濯物が乾かなかったけど、まあ、明日は代わりの服で調査しましょう。明日は森の中へ行くので、また新しい樹種に出会う予定。
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キナバタンガン調査3日目 [研究]

朝は近所のニワトリの鳴き声で起床。朝食は7時だったけど、目が覚めてしまったので、川岸へ散歩に出かけてみる。向こう岸からボルネオテナガザルの鳴き声が聞こえてくる。複数の群れがいるのは間違いなさそう。残念ながらサイチョウたちの鳴き声や姿を見ることはできなかったけど、キュウカンチョウらしき鳥が飛んでいく姿は見えた。7時にパンとミーゴレンの炭水化物たっぷりの朝食後、標本サンプリングの準備で荷造り。

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8時から目の前のキナバタンガン川をボートで移動して、Mさんのステーションを見学。ついでに川沿いのキタカササギサイチョウが営巣していたNauclea subditaも観察。1.5mほどの高さのところで営巣していたらしい。ここで営巣木からもサンプリング。その後はボート2台で、標本採集するグループと成長錐を抜くグループとで、テングザルの主な食性に含まれる植物を中心にサンプリング。ボートでの調査は初めてだけど、日中はさえぎるものがないので、とても暑い。ボート沿いで採集を続けるけど、二次林に生えているような植物が多く、あまり面白くはない。ただ、わたしはボルネオでサンプリングしたことはほとんどないので、Tree Flora of Malayaに掲載されている植物を実際に目にすることができるのは楽しかった。Nauclea subditaとか、タイで見ていたNaucleaとは果実サイズが全く違う。

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途中、ズグロサイチョウが近くに止まったのを見ることができた。以前、ハラバラで撮影したのは、かなり遠くにいるのがわかるくらいの写真だったけど、今回はしっかりまつげが見えるくらいの写真になった。あとキタカササギサイチョウの鳴き声も聞こえてきたけど、姿は見ることができなかった。わたしは成長錐を抜く担当だったけど、いくつかの樹種は固すぎて力及ばず、Aさんの助力で抜けたものが多かった。ただ、最終的にはCratoxylonとかは成長錐を抜くことができず、葉のサンプリングだけになってしまった。もうちょっと腕力つけておかないといけなかったか。

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40サンプルほど採る予定だったけど、雨が降ってきたので少し早めに撤退。12時ごろにロッジに到着して、水浴びと洗濯をすませて、ロッジの前のTerminaliaの枝に干しておく。昼食後、買い物に出かけたメンバーと合流してサンプル処理。食堂のスペースを利用して、採集した植物標本の作製と機能形質の測定。さいわい、今回は強力な助っ人がいるので、植物標本の処理はすべて対応してくれた。サンプル数が少なかったこともあり、16時前に終了。ただ、床に座っての仕事だったので腰痛気味。しっかりストレッチしておこう。昼に洗濯した服も夕方にはほとんど乾いていた。

今日の夕食は昨日よりもしっかり量が確保されていたので、お腹いっぱい。ビールもいただいて、夜は日記メモを書き上げる。明日も前半は川沿い、後半はすこし陸地を歩いてサンプリングする予定。明日はサバ州で調査中のポスドクが休暇を過ごしにやってくるらしい。

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キナバタンガン調査2日目 [研究]

日本時間で目覚ましを設定してしまい、7時に起きたつもりが6時だった。朝のうちにメールチェックして、急ぎのものにだけ返信しておく。朝食後、予定通り8時にチェックアウトして、移動用のミニバスを待つ。荷物がすべて乗るかちょっと不安だったけど、無事に積み込むことができた。

最初はKK市内で、順番にお役所巡りをして、調査許可手続き。新しいお役所はリゾート施設と見間違うような外観だった。1時間ほどで無事に終了して、今回の調査の目的地のキナバタンガンへ向けて移動。標本採集用の古新聞や保存用のプラスチックケースなどを探したけど、なかなか見つからず、車で探しながら移動する。途中のホームセンターで古新聞以外の必要なものは一通り購入することができた。

途中、尾根沿いの道を移動し、1,600mくらいの標高帯まで通過した。残念ながら、道端ではあまりおもしろそうな植物は見ることができなかった。途中からはアブラヤシのプランテーションが延々と続いていた。前にボルネオジャングルスクールでKKからラハダツにフライトした際に見えていた景色だろうか。キナバル山は残念ながら雲に覆われていて、はっきり見えなかった。途中、尾根沿いの道をかなりのスピードで移動したけど、大型ダンプを追い越すのに苦労して、バスの乗り換え地点には14時過ぎに到着。遅めの昼食をとり、ここでも古新聞を探して見たけど、見つからないので、今日の新聞をありったけ購入。

ミニバスを乗り換えてから、目的地まで2時間半ほど車で移動。途中、30分ほどうつらうつらしたけど、アブラヤシのプランテーションが続く中、デラマコットのあたりはちょっとだけ高木が見えた。日が暮れた18時ごろに目的地のスカウ村に到着。思っていたほど田舎ではなかった。私たちの宿泊先は、村から少し入った場所でEvergreen Lodgeという比較的新しいロッジだった。こちらで先に調査に来ている別チームと合流。部屋割りを決めて、水浴びをして、夕食。ネットにつなごうとしてみたけど、わたしが持ってきたWifiでは接続できなかった。ここではダメなのか?別メンバーの海外SIM経由で、ネットにつながせてもらい、メール確認して、無事に調査に到着したことを連絡しておく。

明日は川沿いにサンプリングする予定なので、あまり森の中には入らない予定。まずはボートでキナバタンガン川を移動するようなので楽しみ。
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