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キナバタンガン調査8日目 [研究]

5時に起床して、出かける準備を整える。夜はあまり雨が降らず、明け方に少し雨が降った様子。ただ、サンダルをしまい忘れていたのですっかり濡れてしまった。朝食はいつもと同じメニュー。ただ、今日はボート観察終了後にMさんの調査ステーションでも食事をいただく予定なので、軽めにしておく。予定通り6時少し前にボートが到着し、キナバタンガン川沿いを上流へ向かってさかのぼっていく。

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途中、誰かが何かを見つけると少し速度を落として観察するスタイル。川沿いの木にいる動物なのと朝日が昇ってくる時間帯なので、方向によってはとてもきれいに見える。これは楽ちんだなあ。もちろん私たちが乗っているボートの船頭さんが優秀なのもあるけど、テングザルとか、動いていないとほとんど茶色の塊にしか見えないので、慣れるまでにはそれなりに時間がかかる。

2時間ほどのボート乗船中にテングザル、ブタオザル、カニクイザル、シルバールトン、オランウータンの親子を見ることができた。特にオランウータン親子は朝日を浴びてイチジクの果実を食べるところを観察できたのは非常に良かった。ダナムバレーでオランウータンは見たことがあるけど、ほとんど茶色の塊にしか見えなかった。今回はしっかりとイチジクの採食シーンを見ることができた。霊長類以外にもキタカササギサイチョウ、クロサイチョウは複数回観察することができた。ここは両種が比較的簡単に見られるらしい。残念ながら、大型のサイチョウ類には出会うことはできなかった。雲が心配だったけど、雨に降られることはなかったので良かった。

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ボート観察後はMさんのステーションでおやつをごちそうになり、宿泊先へ戻って荷物の整理。5日間のサンプルを整理して、サンプルの保存条件などを確認しておく。調査用具で余ったものはMさんに引き取っていただき、帰りの荷物はずいぶんと減った。30kg以上減っているはずなので帰国便では、超過料金は払わずに済みそう。昼食は初めてのメニューとして、鶏のから揚げがでた。過去の宿泊者リストを見てみると、この時期、あまり観光客は訪れない時期らしい。マレーシアが一番多いけど、シンガポールやヨーロッパ、遠くはチリとかから来ているらしい。

昼食後は休憩して、Wifiを立ち上げてみたけど昨日ほどはうまくは接続できず。ただ、時々、つながっていたので、瞬間にメールをチェックして中身を確認しておく。返信はコタキナバルからだな。15時半頃までそんな感じでメールのチェックと調査メモを記録する。

夕方はこれまで調査してきたキナバタンガン川の支流をボートで移動して、川沿いの霊長類を観察。カニクイザル、ブタオザル、テングザルはいずれも複数の群れを観察することができた。サンプリングしていた時には、ほとんど見かけなかったのだけど、夕方になると川沿いでこんなにたくさん見られるのか。おまけでヒヨケザルが低い位置にいて、じっくりと観察することができた。あとで写真を確認したら、顔は吸血中のカで一杯だった。ただ、写真を撮っていたら、途中で電池が切れてしまった。午前中にたくさん写真を撮影したのに充電するのを忘れてしまって、ウガンダと同じ失敗を繰り返してしまった。Coolpixの予備電池もってこようかどうか迷ったのだけど、持ってきておけばよかった。

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18時ごろに宿舎に戻って、後片付け。いつもの夕食後に宿泊費と調査中の所望品などを清算して、帰国準備。あとはお互いに写真のベストセレクションを交換して、保存。今回採集した植物標本の図鑑ができているのは素晴らしい。明日は8時にここを出発する予定。

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キナバタンガン調査7日目 [研究]

今朝は7時出発なので早めに起床。朝食も6時過ぎにはすでに準備されていた。今日も同じメニューで、パンと目玉焼きとミーゴレン。長くても2泊3日のプランのようなので、3日くらいでメニューが変わればいいんだろうな。

今日はMさんチームのボートに乗って調査に出かける。昨夜は雨が降っていなくて、朝も曇り空。調査を開始する前から雨が降ってきた。さすがに調査5日目になるとほぼ落穂ひろいのような調査になるので、レアな個体を探して歩く。オランウータンがマメの仲間の種子をかみ割って食べた後が落ちていた。こんな固いもの噛み割れるのね。途中、何度か激しく雨が降ってきたけど、調査を継続して歩く。さすがに激しく降ると植物標本採取用のカーボンロッドを伸ばせないので、時間がかかる。しかも途中、対象個体が見つからず、ウロウロと調査路周辺を歩き回ったので、余計に時間を食った。湿地林のような場所ばかりで、かなりぬかるんでいて、今回の調査で一番ハードな道のりだった。雨が多い時期はそもそも森に入れないこともあるそうなので、なかなか大変だ。体力があるときにしかできない調査だなあ。

今日は1個体、固いマメをのぞくとすべて成長錐を抜くことができた。ただ、雨の影響とレアな個体を探して歩いての調査だったので、時間をかけた割にはサンプリングできた個体数は多くはなかった。最終日はそんなものでしょう。ほぼ予定のサンプリングはできたようす。結果的には、昨日、ちょっと無理して頑張っておいてよかった。

昼食後はいつものようにサンプル処理。サンプル数が少なかったのでスムーズに終了して、後片付け。データ入力作業や使い終わった調査器具の後片付けなど。植物採集用のロッドは水分をしっかり取り除いておかないといけないらしい。うちの鎌もしっかり整備しておかねば。日本から持ち込んだモバイルWifiが今日になってようやくつながった。どうも時々つながるらしい。いろいろとメールチェックして、査読依頼に返信しておく。ついでにFBにも調査終了の連絡だけ情報をアップしておく。写真は帰国してからだな。

夕食までは、松田さんと明日の打ち合わせと荷物の整理など。明日は予備日なので、朝と夕方にキナバタンガン川沿いで、ボート観察する予定。大資本ばかりではなく、比較的地元資本で運営されているホテルなどもあるらしい。確かに比較的お手軽に動物を観察できる点では便利かも。

夕食後は雑談をして、22時半に就寝。明日は5時半に朝食で、6時からボートに乗る予定。
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キナバタンガン調査6日目 [研究]

昨夜も雨が降ったけど、あまり激しくはなかった様子。6時に起床して、今日の調査準備にとりかかる。成長錐サンプルを入れる際にスムーズに作業ができるようにストローを小分けにしておく。ドローン隊は早朝のクルージングにでかけたらしい。一日くらいはのんびりとテングザル見たり、サイチョウを観察したりしたいところだけど、今日と明日のサンプリング次第かな。今朝もパンと目玉焼きとミーゴレンの朝食。

今日もボートは早めに来て待っていた。このくらい時間に正確に来てくれると仕事もしやすい。昨日と同様に目的の個体を探しながら、途中で見つけた未採集品を採集しながら、Mさんのフェノロジートレイルを歩く。1時間に1本ペースくらいで歩くけど、森の中はぬかるんでいるので、歩くのにかなり苦労する。こんな森の中で定期的に調査しているなんて、すごいなあ。今日は最初に非常に固い個体にあたり、いきなり体力を消耗してしまった。ずいぶんと上達したとは思うけど、まだまだ抜けない個体もいる。明日には抜けるようになるだろうか。

最初は1時に切り上げる予定だったけど、もう1本トレイルを歩いて、結局、2時ごろまで調査を続けた。さすがに最後はほとんど成長錐を抜くにも力が入らず、くたくたになった。予定外だったことは宿舎に戻ってくるとなぜか昼食がキャンセルされていた。どうも同宿の人たちが自分たちの昼飯をキャンセルしたつもりで、私たちの分までキャンセルしていったらしい。仕方がないので、近くのレストラン、シンパンティガまで歩いて出かける。確かに徒歩3分で到着できた。チャーハンとレモンジュースでのんびりとキナバタンガン川を眺めながら過ごす。なかなか料理が出てこなかったので、結構時間がかかったけど、無事にお昼ご飯にありつけた。

昼食後はいつもの通りのサンプリング処理。さすがに4日目で手馴れてきたので、スムーズに作業を進め、夕飯前にはどうにか処理を終えて、就寝。

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キナバタンガン調査5日目 [研究]

今朝はあまり川からテナガザルの鳴き声が聞こえてこなかった。朝食はパンと目玉焼きとミーゴレン。やたらとミーゴレンが多かったのは、昨日の分が含まれていたのだろうか?昨日はボートが来るのが遅くて朝の出発が遅れたけど、今日は7時半にはすでに来ていた。昨日、8時に必ず来るように念押ししたのが効いていた様子。今日はドローンチームの学生も一緒に植物チームと一緒に行動するので、成長錐を抜く作業をしてもらう。

今日は水路沿いではなくMさんのテングザル調査で利用しているフェノロジー調査路を利用して、目的の植物を狙い撃ちで採集していく。陸路で調査といっても湿地林だけあって、そこら中がびちゃびちゃ。ゾウ道も兼ねているので、途中、古いゾウ糞も落ちていたけど、中身に種子が入っているかどうかをチェックするのを忘れてしまった。今日の採集旅行では、14時ごろまでに500mのトレイルを3往復して、これまでに採集していない植物を中心にサンプリング。さすがに3日目になると普通種はほとんど採集しているので、探さないと見つからない。ただ、今回は強力な助っ人がいたおかげで、探している個体以外の同種個体からもサンプリングできたのは素晴らしい。

くたくたになって宿舎に戻って、遅いお昼ご飯。いつもおいしくいただいているけど、これだけ働くとさらにおいしい。昼食後に手分けしてサンプル処理。途中、ドローンチームが戻ってきた。捜索中の品を無事に回収することができたらしい。さすがに今日はたくさんあったので、休憩しながら18時ごろまでかかって、採集品の処理を終える。夕飯は野菜が2品あったのが、ちょっとうれしいポイント。今日は夕食後に会話が弾んで、いつもよりも遅い22時ごろに就寝。日々、成長錐を抜く技術は上がっていると思うけど、さすがに腕力が落ちてきて、常に掌がむくんでいる感じがする。

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キナバタンガン調査4日目 [研究]

早朝に激しい雨で目が覚める。早朝2時くらいだったらしい。6時ごろに起きて、宿舎の周辺をウロウロしてみる。残念ながらサイチョウは見られなかったけど、ミカドバトらしきものが飛んでいくのを見ることができた。今朝はボルネオテナガザルが近くで歌っていた。今朝はミーゴレンがなくて、パンと目玉焼きだけでちょっと寂しい。

8時に出発予定だったけど、ボートが少し遅れて、8時半頃に出発。Mさんの調査ステーションに立ち寄り、昨日から来ていたNさんと一緒にサンプリング調査。今日は昨日の続きで、川沿いを中心に移動して、時々、森の中を少し歩いて、テングザルが利用する上位種を中心にサンプリング。最初の場所でいきなり調査用具を忘れてしまって、帰りに回収する羽目になった。昨日、採集した樹種は一通り覚えたので、川沿いから見える樹種はちょっと見当がつくようになった。今日はテングザルの群れに遭遇した。尻尾が長いなあ。ムジサイチョウの家族が川の上を飛んでいくのを見かけた。

今日は成長錐を3名で対応したけど、固いものはどう頑張っても難しい。いろいろな場所でサンプリングしているAさんですら、ここは固い木が多いとのコメント。そりゃ、わたしなんぞが対応するのは難しい場所だったか。ウガンダでも成長錐を抜いたけど、ここまで苦労した覚えはない。今日は12時半ごろまでサンプリングを続けたけど、二次林でよく見かける樹種ばかりではなかったので、楽しい調査だった。

遅めの昼食後はサンプル処理を進める。今日は順番に水浴びして、作業を交代しながら、効率よく作業を進める。今日は座り方も工夫したので、腰痛も大したことはなかった。今日は午後から雨になったので、洗濯物が乾かなかったけど、まあ、明日は代わりの服で調査しましょう。明日は森の中へ行くので、また新しい樹種に出会う予定。
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